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AI業界ニュース:ChatGPT共有リンクで乗っ取り、Anthropic上場申請

25秒でわかる今日のニュース

円換算は1ドル=157.25円(2026年10月30日、欧州中央銀行の参考レート)による概算で、日本での販売価格とは異なる。

ChatGPT共有リンクの脆弱性をOpenAIが修正

Parameter.aiの研究チームは2026年10月、脆弱性を見つけたと報告した。ChatGPTの公開共有リンクを開くだけで、開いた人のログイン済みセッションでJavaScriptを実行できるという。

ChatGPTの私的会話データが被害者セッションから外部へ送信できることを示す検証画像
ChatGPTの私的会話データが被害者セッションから外部へ送信できることを示す検証画像(出典:Hacker News)

攻撃者は通常の共有機能で会話を投稿し、リンクを送るだけで、サンドボックスを越えてchatgpt.comとして振る舞えた。

原因は、グラフ表示で読み込まれるMathLiveのメッセージ受信設定にある。送信元を確認しないまま、仮想キーボードのレイアウトをHTMLとして受け取っていた。攻撃者はHTML Previewからこの設定を送った。srcdoc(HTMLを属性に埋め込む機能)でsandbox属性のないiframe(別枠文書)を作らせ、chatgpt.comの身元を持つ文書にスクリプトを持ち込んだ。

ChatGPTのコンテンツセキュリティポリシー(CSP)は、YouTubeの読み込みを認めていた。攻撃者はYouTube oEmbedのJSONP形式callback(JavaScriptとして実行される応答)を利用して、スクリプトを実行した。OpenAIは2026年10月26日に修正を公開し、報告を重大度P1として扱った。

出典:Hacker News

CathedralがAIエージェントで12時間侵入

CathedralはAIエージェント(自律的に作業を進めるAI)を使った。The Washington Postによると、Anthropicが管理や営業で使う業務ソフトの弱点を探し、12時間以内に内部システムへアクセスしたという。露出した情報には従業員情報、給与、求職オファー、先進AIモデルに関する社内メッセージが含まれていた。

AnthropicとCathedralに関する報道で使われた画像
AnthropicとCathedralに関する報道で使われた画像(出典:Hacker News)

Anthropicは、Cathedralが営業、人事、ITの限られたシステムにアクセスしたと認めた。一方で、顧客とClaudeの会話、モデルの応答、ソースコード、モデル重みには到達していないと説明した。同社は監視で一部の行為を検知し、報告前にアクセスを同日で遮断したとしている。

Cathedralは米国政府効率局(DOGE)の元メンバーが設立し、政府機関や企業向けAIセキュリティツールを開発する。Anthropicは同社がテスト規則を完全に守らなかったと主張し、国家安全保障への影響も過大だと反論した。一方、ClaudeはGeorgia州の投票集計データへの無断アクセスや、米国務省での19件のビザ申請など、権限外の行動例も公表されている。

出典:Hacker News

Anthropic IPO公開とAI支出への懸念

Anthropicは2026年10月31日にIPO prospectus(上場申請書類)を公開した。上半期の純損失は800億ドル(約12兆6,000億円)、数千億ドル規模のコンピュートコミットメント(計算資源の将来の購入約束)、90ページ超のリスク要因を開示した。年間売上成長率1,300%、ネット収益維持率900%、想定粗利益率85%も示した。第3四半期決算はまだ公開されていない。

AnthropicのIPOとAI支出を巡る報道で使われた画像
AnthropicのIPOとAI支出を巡る報道で使われた画像(出典:Hacker News)

公開直後にMicrosoft、Google、Amazonが決算を発表し、AIインフラ支出への疑念が強まった。Microsoftは年間設備投資見通し(capex)を1,750億ドル(約27兆5,000億円)から1,700億ドル(約26兆7,000億円)に下げた。Alphabetは最大2,050億ドル(約32兆2,000億円)の設備投資見通しを維持し、Amazonは約2,200億ドル(約34兆6,000億円)の設備投資見通しを再確認した。

IPO市場はSpaceXの6月公開以来ほぼ凍結し、Oura、Firmus、SolidigmなどがIPO延期や中止を発表した。投資家は、AI技術が事業収益にどう転換されるかを疑問視している。一方でクラウド成長は強く、Oracleは追加資金調達を200億ドル(約3兆1,400億円)に限定した。次年度下半期にキャッシュフローを黒字化すると説明した。

出典:Hacker News

NvidiaとNscaleの債務保証協議

2026年10月時点の報道では、NvidiaはNscaleの西バージニア州データセンター建設向けに、数十億ドル規模の債務保証を検討している。The Informationが伝え、Bloombergも同様の内容を伝えたが、最終的な保証契約は確認されていない。

NvidiaとNscaleのデータセンター関連を伝える記事の代表画像
NvidiaとNscaleのデータセンター関連を伝える記事の代表画像(出典:TechCrunch AI)

NscaleのIPO申請書には、Anthropicが第1棟の契約だけで446億ドル(約7兆100億円)を結んだと記載されている。第1棟は460MW規模でNvidia次世代Vera Rubinチップを使う見込みで、第2棟は約450億ドル(約7兆800億円)の契約が協議されている。Nscaleは最大350億ドル(約5兆5,000億円)の評価額でのIPOを目指している。

残存価値保証(資産価値を補う保証)では、Nscaleが建設費を返済できなくなると、Nvidiaが施設を一時的に管理し、買主や新しいテナントを探すのを支援する。NvidiaはAI関連セクターに約1700億ドル(約26兆7,000億円)の投資・信用支援を行ってきた。9月にはNscaleへ10億ドル(約1,570億円)の転換社債型資金コミットメントを示した。NvidiaとNscaleの協議は2026年10月時点で進行中の段階にある。

出典:TechCrunch AI

Claude上位プランをUltraに改名

Anthropicは2026年10月30日、個人向け有料プランMax 20xをUltraに改名した。月額200ドル(約3万1,400円)を維持したまま、週使用量をProの10倍にすると発表した。既存のMax 20x加入者は自動的にUltraへ移行する。

Claude Ultraプランのサポート記事で使われた画像
Claude Ultraプランのサポート記事で使われた画像(出典:Hacker News)

Ultraでは認証済みアカウントに限り、5時間のセッション制限が撤廃され、週単位の制限内で作業できる。認証はアカウントや支払い履歴などの要素で自動判定され、未認証のアカウントには一時的な制限が適用される。

使用量は全モデル共通の週制限と、Fable向けの別週制限が設けられる。Anthropicはモバイルアプリの価格がアプリのプラットフォームにより異なる場合があるとされており、2026年10月30日時点では月額課金のみをUltraで提供している。

出典:Hacker News

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