Apple製品ニュース:Apple Watch常時聴き取り機能を発表、プライバシー論争
25秒でわかる今日のニュース
- Apple Watch常時聴き取り機能を発表、プライバシー論争
- iOS 27の画像検証、公開ツールでApple Reference Image確認
- iOS 27.3ベータ公開、Siri AI強化やStandBy対応拡大
- Apple Fitness+にGym Strengthベータ公開、4週間プラン
- iPhone 18延期のスケジュール、7月に始まった四半期の実績に寄与との分析
円換算は1ドル=158.25円(2026年11月4日、欧州中央銀行の参考レート)による概算で、日本での販売価格とは異なる。
Apple Watch常時聴き取り機能を発表
Appleは2026年11月上旬、対応するApple WatchでLive RewindとSiri Recapを発表した。Live Rewindは直近15秒の周囲の音声を文字起こしし、Siri Recapは一日中の会話を要点にまとめ、iPhoneの文章レポートにする。Appleは音声の録音や保存を行わず、要約はエンドツーエンド暗号化すると説明する。
S11チップは軽量AIモデルで付近の音声発生を検知する仕組みだ。一方で、米複数の州では全当事者の同意を求める録音同意法との整合性が問題視されている。EFFのAdam Schwartzは、周囲の人の同意取得手段が実質ないとして、利用を再考するよう提言している。
職場や人間関係での訴訟リスクを懸念する声がある一方で、他社の同種製品よりAppleが先行したことを評価する見方もある。同種の技術が既に存在するため誇張だとの指摘があり、MetaやSnapのスマートグラスが挙げられる。
Reference Image検証ツール公開
Privacy Preserving Systems Labは2026年11月3日、ツールを公開した。iPhone 18 ProシリーズのApple Reference ImageをPhotosアプリ外で検証できる。従来はiOS 27のPhotosアプリ以外で検証する手段がなく、画像が実際に撮影されたものかを第三者が確認しにくかった。
この仕組みはカメラセンサー内の信頼済みハードウェアを使う。さらにAppleのPrivate Compute Cloud(プライバシー保護用クラウド)を使い、画像が実際に撮影されたものかを暗号的に証明する。ユーザーが見る画像とは別に、コントラストや彩度の調整の一部が施されていない参照画像がファイル内に埋め込まれる。
署名はIETF LAMPSワーキンググループ(インターネット標準化団体)が標準化した複合署名方式id-MLDSA87-RSA3072-PSS-SHA512だ。ML-DSAとRSAの両方が有効でなければならず、片方でも失敗すれば検証は通らない。
証明書は2026年3月18日作成のApple Prove ML-DSA RSA Root CA G1だ。AppleのCAページにはまだ掲載されていないが、証明書はiOS 27.1の証明書集から取得した。Apple Reference Imageは現在EUで利用できないが、理由は公開されていない。AI生成画像が増える中で撮影元を示す仕組みとして導入されたが、Apple独自形式の必要性は明確でない。
出典:Hacker News
iOS 27.3ベータ公開、Siri AI強化
Appleは2026年11月4日にiOS 27.3ベータ版のテストを開始した。9月のiOS 27リリース以降で最大の更新とされ、Siri AIの強化やHealthアプリの再設計が含まれる。
Siri AIはMailやSafari、Filesなど複数のアプリで新しい操作を追加した。繁体字中国語、ベトナム語、トルコ語、ノルウェー語にも対応し、開発者向けプレビューも加わった。プレビューでは、App Intents(アプリが操作をSiriに提供する仕組み)を通じて任意のアプリがSiri AIに独自の操作を提供できる。
再設計されたHealthアプリにはLongevityタブが加わり、心臓、睡眠、精神的健康、運動、代謝、聴覚、栄養の7項目で健康データを評価する。iPhone DuoではReachability(片手操作向けにコンテンツを寄せる機能)が使えるようになった。StandBy(横置き時の時計や写真表示)はiOS 27に対応する全iPhoneモデルへ広がる。
Safariには縦タブ表示と、ダークモード対応のないサイト向けのAdaptive Dark Modeが加わった。中国ではApple Intelligenceが利用可能になり、Live TranslationやWriting Toolsも使える。地震早期警報はChina Earthquake Networks Centerと連携して追加された。
出典:MacRumors
Fitness+にGym Strengthベータ公開
Appleは2026年11月3日、Apple Fitness+にGym Strengthをベータ版として加えた。利用者の目標、経験、スケジュール、使える機器に応じて段階的に進める4週間プランを作り、週ごとの記録から次の週を調整する。
ワークアウトは5種目で約20〜30分、7種目で約45〜60分が目安となり、各エクササイズには3方向から動きを見せる動画デモが付く。350以上のエクササイズと30種類以上の機器に対応し、最低限はダンベルだが、家庭用でも商用ジムでも使える。
対応OSはiOS 27.3とiPadOS 27.3で、Apple WatchのwatchOS 27.3では手首で種目表示や回数・重量の記録ができる。Apple Intelligenceを使うTraining Note(進捗や節目を説明する機能)は英語設定のデバイスが必要だ。米国ではFitness+が月額9.99ドル(約1,580円)、年間79.99ドル(約1万2,700円)で、最大5人の家族と共有できる。
出典:9to5Mac
iPhone 18延期、7月開始四半期で実績寄与との分析
Daring Fireballは2026年11月3日、Appleの新しいiPhone発売スケジュールについて見方を伝えた。Horace Dediuの分析では、7月に始まった四半期の実績に寄与したとされる。iPhone 18、Duo、新Airを発売していない7月に始まった四半期で、iPhone販売は前年比17%成長した。
Appleは今年、通常モデルのiPhone 18を翌年初頭の冬終わりに延期するという戦略を採った。ProとPro Maxを合わせると通常モデルより多く売れるが、単独では通常モデルが最も売れている。Daring Fireballは、主流の買い手が5〜6ヶ月の遅れを気にしないという賭けだと説明する。
四半期は7月に始まり、AppleがiPhone以外の多くの製品で値上げした直後だったため、iPhone 17世代を買う動きが出た。この動きは一部の熱心な買い手によるものだが、17%増を説明するには不十分とされる。世界的なiPhoneユーザーは約16億人で、少なくとも10億人は9月の発表イベントを知らない可能性があるという。
新スケジュールの成否は、2月末から3月初頭にiPhone 18、18e、Air 2が発売されるまで確定しない。
出典:Hacker News
出典
- Apple opens the door to a nightmare world of always-listening tech(Hacker News) · 議論
- Verifying Apple Reference Images(Hacker News) · 議論
- Everything New in the iOS 27.3 Beta(MacRumors)
- Apple announces Fitness+ Gym Strength program with personalized workout plans(9to5Mac)
- Apple's New iPhone Release Schedule Seems to Pay Off(Hacker News) · 議論