· Apple製品

iPhone Duo対応アプリ10万本突破、SDK別表示とiOS 27.2の描画サポート

25秒でわかる内容解説

Appleは11月6日、発売から2週間が経過したiPhone Duoに対応するアプリが10万本を超えたと発表した。iOS 27.1以降のSDKで構築されたアプリは内側と外側のディスプレイを画面いっぱいに表示でき、ユーザーは既存のアプリをそのまま利用できる。ただし数百万本あるApp Store全体から見れば最適化は進んでおりつつも、多くの主要アプリがまだ対応を終えていないのが実情だ。

SDK別の表示条件とiOS 27.2で追加された描画サポート

Appleは10万本を超えた対応アプリについて、iOS 27.1以降のSDKで構築されたものに限ると説明した。これらのアプリはiPhone Duoの内側と外側のディスプレイを画面幅いっぱいに表示する。ステータスバーには縦型のコントロールが配置されるため、両画面をシームレスに連携できる。

一方、iOS 26以前のSDKで作られたアプリは内側ディスプレイの中央に配置され、左右に大きな空白が生じる。iOS 27 SDKで構築されたアプリは内側ディスプレイの大部分を埋めるが、右端のステータスバーを避ける形で表示される。iOS 27.2のアップデートではApple Pencil (USB-C)の描画サポートが追加された。

Procreate PocketやApple Notes、Fineliner、TypeDrawで筆記が可能になり、Previewではドキュメントのマークアップも実行できる。最適化されたアプリはApp Storeのリストに「Made for iPhone Duo」バッジが表示され、ユーザーが容易に見分けられる。このようにSDKのバージョンに応じて表示条件が整理されており、開発者は既存のコードを最小限に変更して対応を進められる。

未対応アプリのリストと開発者の対応状況

Appleは11月6日、発売から2週間が経過したiPhone Duoに対応するアプリが10万本を超えたと発表した。毎日数千本が追加され続けているため、状況は日進月歩で改善している。App Storeには数百万本のアプリが存在するため、最適化が完了していないアプリも依然として多数ある。

例として挙げられたのはAMC TheatersやAmazon Fire TV、Apple Store、Best Buy、Bluesky、Delta、DoorDash、Duolingo、Fandango、FedEx、Goodreads、Google DocsやHome、Sheets、Slides、GrubHub、JetBlue、Libby、Microsoft AuthenticatorやTeams、MTA、Nike、PayPal、PictureThis、Ring、Southwest、Spectrum TV、Starbucks、Steam、Uber Eats、UPS、USPS、Venmo、Verizon、Wells Fargo、Whole Foods、YouTube Musicなどだ。

開発者向けグローバルバイスプレジデントのSusan Prescottは「開発者のiPhone Duoへの対応が非常に迅速だったことを嬉しく思っており、彼らの創造力と革新性に感謝しています」と述べた。過去1ヶ月で世界中の19都市でワークショップが開催され、開発者が実際にデバイスに触れてアップデートを進める環境が整った。

ユーザー体験の向上と表示の具体例

iPhone Duoの最適化状況はソーシャルメディアで活発に議論されている。一部のユーザーは未対応アプリのリストを指摘する一方で、問題が過大評価されているとする意見も見られる。対応が完了したアプリとそうでないアプリが混在しているのは事実だが、毎日多数のアップデートがリリースされているため、状況は急速に改善している。

MicrosoftのExcelやOneNote、PowerPoint、Word、Etsy、Goodnotes、Halide Mark III、NBA、NHL、Zoom、Amazon Prime Video、Fantastical、Flighty、Instagram、MLB、Netflix、SmartGym、WhatsApp、YouTubeなどがすでに更新されている。

下の画像は、iPhone Duoのディスプレイ幅いっぱいにアプリを最適化させた際の表示例を示している。Flightyなどのアプリはステータスバーに縦型のコントロールを配置し、内外の画面をシームレスに連携させている。筆記ツールやマークアップアプリの操作性も向上した。

iPhone Duo Flighty
iPhone DuoでFlightyアプリを最適化表示した画面(出典:MacRumors)

選択肢は確実に増えており、ユーザーの体験は日々豊かになっている。主要なエンターテインメントアプリから生産性ツールまで、最適化の範囲は日々拡大している。

今後の追加予定とSDK対応の整理

開発者は標準的なSwiftUIやUIKitのコンポーネントを使用している場合、各ディスプレイに自動的に適応する。新しいAPIを活用すれば開発者はデバイスのレイアウトや姿勢に最適化できるため、複雑な修正を最小限に抑えてアップデートを進められる。50回以上の対面ワークショップが開催され、開発者の対応を支援している。

Apple Developer Forumsなどのオンラインリソースも充実しており、最適化アプリ数の増加傾向は当面続く見込みだ。今月後半にはさらに数千本の最適化アプリがApp Storeに追加される予定だ。MicrosoftやAmazon系、決済アプリなど、これまで最適化が遅れていたカテゴリのアップデートも相次いでいる。

iOS 27.2で追加された描画サポートは、クリエイティブアプリの最適化ペースを加速させる要因となっている。

用語の注釈

SwiftUI
Appleが提供する画面作成用のフレームワークで、Swift言語を使って少ないコードで複数のAppleデバイス向けにUIを実装できる。(参考:SwiftUIとは?UIKitとの違いと基本の書き方を実際の描画結果で ...)

出典