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ニコン Z5 IIC 発表 EVF省略で軽量化と低価格を実現

25秒でわかる内容解説

ニコンは2026年9月24日、電子ファインダーを省略したフルサイズミラーレス「Z5 IIC」を発表した。本体価格を1400ドル(約22万2,000円)に抑えながら6Kセンサー由来の4K動画や7.5段の手ブレ補正を備える。EVF省略により重量は700gから537gへ約25%軽量化された。液晶画面で構図を決めるスタイルを好むユーザーや動画制作を始める層にとって手頃なフルサイズ機となる。

円換算は1ドル=158.85円(2026年9月24日、欧州中央銀行の参考レート)による概算で、日本での販売価格とは異なる。

EVF省略で実現した軽量化と動画性能

ニコン Z5 IIC は Z5 II の主要機能をほぼ継承しつつ、EVF(撮影時の映像をファインダーに表示する電子式ビューファインダー)を取り外したモデルである。24メガピクセルのセンサーを搭載し、写真撮影では14fpsの連写が可能だ。電子シャッターを使用すればJPEG連写で30fpsまで速度が上がる。AF性能は動画と同一で、人間や動物、鳥、車両に加え魚の被写体検知にも対応する。

動画性能は動画クリエイターを意識した仕様だ。6Kセンサーの全幅からスーパースキャンした4K 30fps録画や、N-RAW形式、N-Log記録に対応している。1.5倍クロップすれば4K 60fpsや1080p 120fpsでの撮影も可能だ。H.265形式での録画もサポートする。

単一SDカードスロットながら7.5段の手ブレ補正を実現し、低価格帯ながら高い画像安定性を提供している。感度範囲は最大ISO 64,000まで拡張可能だ。RAWとJPEGの両方で14fps連写でき、AF動作中の連写品質も維持される。単一カードスロットへの見送りも、コストダウンを優先した設計判断だ。

EVFを省略したコンパクトな筐体デザイン
EVFを省略したコンパクトな筐体デザイン(出典:Engadget)

筐体設計の変更とコストパフォーマンス

EVFは高品質なカメラにおいて必須の部品だが、製造コストと重量の増加要因となる。ニコンはこの部品を省略することで価格とサイズを削減した。型番の「C」は compact(コンパクト)を意味し、軽量化を前面に押し出している。重量は700gから537gへ約25%削減された。

筐体の設計では、Z5 II と同等のフルサイズグリップを維持しつつ、内部スペースを有効活用した。ボディ単体の価格は1400ドル(約22万2,000円)で予約を開始した。フルサイズ機としては手頃な価格帯に位置づけられている。キットレンズ付きモデルも用意され、Z 24-50mm f/4.3-5.3 を同梱した価格は1700ドル(約27万円)だ。

単一カードスロットへの変更とジョイスティックの省略が、Z5 II との明確な差異点だ。これらのコンポーネントを削ることで、本体価格と重量の両方を抑制した。EVFを必要としないユーザー向けに、コストパフォーマンスを最適化したモデルとなる。カメラ市場全体で価格上昇が続く中、手頃なフルサイズ機を提供する狙いがある。

動画機能を手厚く設定したクリエイター向け仕様

ニコン Z5 IIC は動画撮影機能を手厚く設定している。前面に配置された REC ライトは撮影中であることを被写体に知らしめる役割を果たす。製品レビューモードでは、プレゼンターと被写体を交互に焦点を合わせる機能も備える。波形表示やフォーカスピーキング、ゼブラ表示で動画露出とピントを管理できる。

シーンモードは15種類用意され、ポートレートやペット、料理、夜景、黄昏などに対応している。Imaging Recipes にはシネマカメラメーカーの RED が作成した設定も含まれる。これにより、映画のような映像質感を簡単に再現できる。動画AFは高速で応答性が高く、被写体追跡を安定して実行する。

写真撮影でも単一カードスロットでありながら、7.5段の手ブレ補正を実現している。低価格機ながら手ブレ補正機構を内蔵するのは珍しい仕様だ。RAW動画録画と4K高画質録画を両立させたため、動画制作を始める層からサポートを集める傾向にある。EVFを省略した分、コストを動画機能と手ブレ補正に振り分けた設計思想が明確だ。

Z5 IIC の主要仕様
項目値
重量537g
ボディ価格1400ドル(約22万2,000円)
連写速度14fps
手ブレ補正7.5段
カードスロット単一SD
発売予約開始2026年9月24日

日本市場での展開予定と未定事項

ニコン Z5 IIC は2026年9月24日に発表され、同日より予約を受け付けている。ボディ単体の価格は1400ドル(約22万2,000円)、キットレンズ同梱モデルは1700ドル(約27万円)だ。日本国内での発売時期や円換算価格、保証内容は資料に明記されていない。

既存の Z5 II と比較すると、単一カードスロットへの変更とジョイスティックボタンの省略が主な差異点だ。EVF省略により約25%の軽量化と価格低下を実現し、フルサイズ機として手頃な価格帯を確立した。予約は開始済みで、順次出荷が進む予定だ。

日本市場では EVF 不要のフルサイズ機として、動画撮影を主目的とするユーザーや、持ち運びを重視する写真家に受け入れられる可能性がある。円相場の変動により実売価格が変動する要素はあるが、1400ドル(約22万2,000円)という設定はコストパフォーマンスを重視した判断だ。

日本での詳細な発売スケジュールは未定だが、2026年9月下旬以降に店頭展開が始まると予想される。円換算価格や国内保証期間が発表され次第、価格比較や購入先選定の基準となる。

用語の注釈

EVF
撮影時にカメラが捉えた画像をファインダーの画面に表示する電子式のビューファインダーである。(参考:EVF(電子ビューファインダー):写真用語集|個人|キヤノン)

出典