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Samsung Galaxy Z Fold8 UltraとS26 Ultraの実測比較。折りたたみと従来型の選択基準

25秒でわかる内容解説

GSMArenaが2026年10月2日、Samsung Galaxy Z Fold8 UltraとGalaxy S26 Ultraの設計、ディスプレイ、バッテリー、パフォーマンス、カメラ、耐久性を実測で比較した。両機とも214〜215gで重量がほぼ同等ながら、用途に応じた明確な違いが存在する。実測データに基づき、充電速度やカメラ性能、冷却構造の違いが浮き彫りになった。折りたたみ式か従来型か迷うユーザーの選択基準を提示する。

フォルムと画面、充電性能の実測値

Galaxy Z Fold8 UltraとGalaxy S26 Ultraは、全く異なるフォルムを持ちながら重量は215gと214gでほぼ同一だ。Fold8 Ultraの折りたたみ寸法はS26 Ultraより厚く、展開時は薄くなる。両機とも120Hz対応のLTPO AMOLED 2Xパネルを搭載する。

S26 Ultraの6.9インチ画面は19.5対9のアスペクト比で一般的な操作に適す。Fold8 Ultraの表画面は6.5インチの21対9となり、動画視聴には向くがタイピングは少し窮屈だ。内側は8.9インチの11対10となる。

Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra と Galaxy S26 Ultra の並列比較画像
Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra と Galaxy S26 Ultra の並列比較画像(出典:GSMArena)

実測最大輝度は両機とも75パーセント白テストで1400ニット前後だ。公称値の3000ニットと2600ニットの差は実用上小さく、HDR10対応の動画再生には十分な明るさを確保している。バッテリー容量は両機とも5000mAhだ。

Fold8 Ultraの急速充電は前世代の25Wから45Wへ向上した。

This year, the company has finally brought its 45W charging implementation to the Fold line, resulting in noticeably faster charging in practice.

今年、同社はついに45Wの急速充電をFoldラインに導入し、実用上も明らかに高速な充電を実現した。

S26 Ultraは有線60W、無線は磁気アライメント機能を備えた最新のQi2.2規格で25Wをサポートする。充電速度ではS26 Ultraが有利だ。SiとCを用いたSi/C化学構造のFold8 Ultraは低温性能に優れるが、充放電サイクル数はLi-Ion電池のS26 Ultraより少ない可能性がある。

冷却構造、耐久性、スピーカーの差異

両機はQualcommのフラッグシップSoCであるSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載する。S26 Ultraはバースト性能でやや優れ、3D Mark Wild Lifeで7744点を記録する。Fold8 Ultraは6772点だ。

AnTuTuベンチではS26 Ultraが262万点、Fold8 Ultraは216万点前後をマークする。ただし両機とも長時間負荷下で50パーセント以上の性能低下を示す。Fold8 Ultraはグラファイト冷却構造を拡大したが、発熱は依然として抑えきれない。

主要充電・バッテリー・防水性能比較
項目値
Z Fold8 Ultra 有線充電45W
S26 Ultra 有線充電60W
Z Fold8 Ultra 無線充電20W
S26 Ultra 無線充電25W
Z Fold8 Ultra 防水等級IP48
S26 Ultra 防水等級IP68
Z Fold8 Ultra バッテリー容量5000mAh
S26 Ultra バッテリー容量5000mAh

耐久性ではS26 UltraがIP68規格で完全な防塵と一定時間・深度の水没に耐える。Fold8 UltraはIP48で微細な粉塵に弱い。Fold8 Ultraの折りたたみ機構は、AMOLEDパネル内部に第2のチタン合金層を組み込んだFlex Titanium構造を採用した。

これにより耐圧性と耐衝撃性が向上し、ヒンジの開閉抵抗が軽減された。スピーカーはS26 Ultraが上下に配置され立体音響に優れる。Fold8 Ultraを開くと両スピーカーが片側に偏り、実測ではAverage評価にとどまる。

両機ともにUSB-C端子でDisplayPortビデオ出力とSamsung DeXに対応する。

カメラ性能とGSMArenaの評価基準

カメラ性能はS26 Ultraが優勢だ。両機とも200MPのメインセンサーと50MPの超広角、10MPの3倍望遠を搭載する。Fold8 Ultraは5倍望遠レンズを欠く。昼間の1倍から3倍ズーム画質は同等だが、5倍ズームではS26 Ultraが明確に優れる。写真では昼間における5倍ズーム(望遠カメラ)比較画像が示されている。

Daylight comparison, main camera (1x): Galaxy Z Fold8 Ultra - 23mm, f/1.7, ISO 80, 1/3001s (4000x3000px) - Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra vs. Galaxy S26 Ultra
昼間における5倍ズーム(望遠カメラ)比較画像(出典:GSMArena)

暗所撮影ではS26 UltraのF1.4レンズが低ISO撮影を可能にし、画質の差が顕著になる。GSMArenaの評価では、S26 Ultraが耐久性、バッテリー駆動時間、充電速度、スピーカー性能、カメラの汎用性で勝る。価格もS26 Ultraの方が大幅に安い。

しかしFold8 Ultraは、ポケットに入る小型タブレットのような体験を提供する。表画面は通常のスマートフォンとして使える。内側画面はマルチタスクやコンテンツ消費に特化する。両機とも12GB RAMとUFS 4.xストレージを標準装備し、UWBに対応する。

SelfieカメラはS26 Ultraが12MP AFを搭載するが、Fold8 Ultraは表裏の2つ10MPカメラとリアカメラを自拍に使える利点がある。動画撮影は両機ともLog記録やLUT対応を可能にする。

日本市場の動向と次世代チップの交代

日本市場での発売日と価格は資料に明記されていない。実測最大輝度は公称値より低く、両機の差は小さい。長時間負荷時のスロットル度合いが両機とも大きいため、実使用時の性能差はバースト時ほど顕著ではない。

Snapdragon 8 Elite Gen 5は数ヶ月市場に出回っており次世代チップとの交代が近い。Foldラインは開発周期が長いため、このタイミングでの発売は通常通りだ。GSMArenaは両機の比較を通じて、折りたたみ式ディスプレイの進化が従来型フラッグシップと遜色ないサイズ感を実現したと指摘する。

今後は両モデルの価格差やカメラのチューニング差が実使用にどう影響するか、日本での評価機レビューが待ち遠しい。GSMArenaの公式比較レビューは2026年10月2日に公開済みだ。

用語の注釈

IP68
1桁目の6で粉塵の完全侵入防止、2桁目の8で指定された水深への連続浸漬に耐える電子機器の防塵防水規格である。(参考:IP68はどのくらい防水?水没して大丈夫な条件 - なんでも防水し ...)
Qi2.2
磁気アライメントに対応し最大25W充電が可能な最新ワイヤレス充電規格。(参考:「Qi2.2」と「Qi2」の違いとは?MagSafe対応モバイル ...)

出典