· 最新ガジェット

AmazonがAlexa+搭載タブレット3モデルを発売 12インチProは防眩ディスプレイオプション

25秒でわかる内容解説

Amazonは新型タブレット3モデルを発表した。最上位の12インチProから8インチまでラインアップし、AIアシスタントのAlexa+とKindleアプリ、Google Playストアを標準搭載する。読書や動画視聴、生産性向上を目的とした設計だ。12インチProにはCorning製Nanomatte防眩ディスプレイのオプションが用意され、ペン入力時の紙のような摩擦感を実現する。

円換算は1ドル=158.28円(2026年10月8日、欧州中央銀行の参考レート)による概算で、日本での販売価格とは異なる。

最上位Proは4nmチップと防眩オプション 11と8は動画・ポータブル用途

最上位のAlexa Tablet 12 Proは、4nmプロセスの8コアチップと最大16GBのRAMを搭載する。280 PPIの解像度と120Hzのリフレッシュレートを持つディスプレイを採用し、Wi-Fi 6E(高速通信が可能な無線LAN規格)とデュアルドールビーアトモス(立体的な音響技術)対応の4スピーカーを備える。バッテリー駆動時間は動画再生で最大16時間とされる。

The 12-inch Pro tablet is powered by a 4nm 8-core chip with up to 16GB of RAM, quad Dolby Atmos speakers, support for Wi-Fi 6E and a battery that lasts for up to 16 hours of video playback. 標準モデルは8GB RAMと128GBストレージで500ドル(約7万9,100円)から、Corningとの共同開発によるNanomatte防眩加工を施した版は550ドル(約8万7,100円)から販売される。

下の画像では、アルミ製筐体の質感とディスプレイの表示状態が確認できる。 11インチモデルは2.5K解像度と90Hzのリフレッシュレートを持つ16:10の画面を備える。8GB RAMと64GBストレージを搭載し、動画再生で最大15時間のバッテリー駆動を実現する。

Amazonが発表した新型Alexaタブレット3モデルのアルミ筐体とディスプレイ
Amazonが発表した新型Alexaタブレット3モデルのアルミ筐体とディスプレイ(出典:Engadget)

8インチモデルは8.7インチの画面を搭載し、厚さ7.95mmで重さ329gの軽量コンパクト設計だ。4GB RAMと64GBストレージで、持ち運びを重視するユーザー向けとなる。

画面認識AIとKindle最適化 12インチPro専用アクセサリーも登場

全モデルに搭載されるAlexa+には、画面の内容を認識して回答するOn-Screen Intelligence(画面認識AI機能)が備わる。スポーツの試合日程や動画内の商品を見ながら会話すれば、カレンダーへの登録やAmazonでの検索を自動で行う。この機能はデフォルトでオフになっており、利用にはオプトインが必要だ。Kindleアプリでは開封時に通知を自動ミュートし、ブルーライトを削減してバッテリー消費を最小化する新体験が提供される。

12インチPro専用には90ドル(約1万4,200円)のPro Penと150ドル(約2万3,700円)のPro Keyboardが登場する。Pro KeyboardはBluetoothペアリング不要の磁気接続式だ。Nanomatte版のディスプレイは表面に微細なテクスチャを施しており、Pro Penで書くと紙のような摩擦感を得られる。

標準ディスプレイ版では通常の滑らかなタッチ操作が可能だ。Corning製Nanomatte技術はサブピクセルレベルでガラスにテクスチャを刻み込むため、光の散乱を抑えて詳細な描写を保つ。3つの表示テーマから、柔らかい紙調や純粋なグレースケールを選べる。

アルミ筐体と処理速度3倍向上 価格帯とカラー展開

今回発表された3モデルは、すべてアルミの一体化筐体を採用している。最上位モデルは過去に出荷したタブレットと比較して処理速度が3倍、グラフィックス性能が9倍向上したとされる。11インチと8インチモデルは8コアプロセッサを搭載し、AmethystやMatcha、RosetteやTealなどのカラーバリエーションを用意する。

価格帯は230ドル(約3万6,400円)から550ドル(約8万7,100円)まで広がり、用途に合わせて選べる構成だ。全モデルにGoogle Playストアがプリインストールされており、Androidアプリの互換性も確保されている。

画面の表示特性にも工夫が凝らされている。12インチProの標準版と防眩版では、ディスプレイのコントラストや文字の浮き上がり感が異なり、読書環境に応じて選択できる。On-Screen Intelligenceは画面上の情報を直接解釈する仕組みで、従来の音声アシスタントよりも直感的な操作が可能だ。ただし機能の精度や応答速度は実際の利用状況に依存する。

北米と欧州で順次発売 日本展開の条件

販売開始日は地域によって異なる。米国・メキシコ・カナダでは10月14日よりAmazonおよび他小売店で販売が開始される。英国・ドイツ・フランス・イタリア・スペインの欧州5か国では10月19日より購入可能だ。現在資料では日本での発売日や価格、言語対応の記載はない。通信規格はWi-Fi 6Eに対応する12インチProを除き、標準のWi-Fi規格を搭載する。

Alexa Tablet 12 ProのNanomatte版とPro Pen、Pro Keyboardの日本展開が期待される。対応言語の追加や通信バンドの適合次第で、日本市場での提供時期が決定する可能性が高い。次回のアップデートでAlexa+の機能拡充やKindleアプリの改善が行われる予定だ。On-Screen Intelligenceのデフォルトオフ設定は、プライバシーを重視する層には好まれる仕様だ。

出典