ガーミンがトレランウォッチEnduro 4とゴルフウォッチApproach S72を発表
25秒でわかる内容解説
ガーミンが10月6日、トレイルランニング用スマートウォッチ「Enduro 4」とゴルフ用ウォッチ「Approach S72」を発表した。Enduro 4はストレージを64GBに増やしマッピング性能を強化する。Approach S72はスイング解析や音声コマンド機能を初めて搭載する。両モデルは10月9日より米国で注文を受け付ける。長距離やゴルフのデータ分析を重視する層にとって、実用的なアップデートが揃っている。
円換算は1ドル=158.25円(2026年10月9日、欧州中央銀行の参考レート)による概算で、日本での販売価格とは異なる。
Enduro 4のストレージ拡張とマッピング高速化
Enduro 4は51mmケースに1.4インチのメモリインピクセルディスプレイを採用する。前面はPower Sapphireレンズで覆われ、チタニウムベゼルとファイバー強化ポリマーケースが組み合わさっている。重量は66グラムで、前モデルより3グラム増えた。価格は899.99ドル(約14万2,000円)でEnduro 3同等の水準を維持する。
最大の変更点はストレージとマッピングエンジンだ。RAMが50%増え、マップのパン操作は30%高速化した。内蔵ストレージは64GBに拡大し、地図や音楽、各種データを一度に保存できる。
| 項目 | Enduro 4 | Approach S72 |
|---|---|---|
| 価格 | 899.99ドル(約14万2,000円) | 799.99ドル(約12万7,000円)から |
| 発売開始 | 10月9日 | 10月9日 |
| ストレージ | 64GB | — |
| 主要機能 | 傾斜・スタミナ | スイング・音声 |
For a trip that crosses several regions, that extra space can reduce how much mapping you have to swap before leaving home.
複数地域を跨ぐ旅では、事前に交換する地図の量を減らせる。
複数地域を跨ぐ長距離トレッキングでは、途中で地図を交換する回数を減らせる。バッテリー性能も目立つ。太陽光充電条件下のExtended Batteryモードで最大320時間駆動する。この数値は50,000ルクスの光を連続照射し続けた場合の条件に基づく。90日間のスマートウォッチモードは、毎日3時間屋外で50,000ルクスに当たると仮定している。
下の画像は、Enduro 4のPerspective view機能を示している。ルート沿いの地形と先々の景色を同時に確認できる表示だ。トレイルランニング向けのトレーニング機能も強化された。傾斜に応じたペース調整機能で、ワークアウト目標やローリングペースを正確に維持できる。スタミナゾーンやスタミナカーブで持久力を追跡し、ラックや室内ローイングのデータ取得範囲も広がっている。
地形対応の負荷管理とGarmin Epicの統合機能
Enduroシリーズは長距離対応を前面に押し出してきた。今回のアップデートはナビゲーションの信頼性と、地形に合わせた負荷管理に焦点を当てている。地図の表示速度向上と大容量ストレージは、オフグリッドでのルート探索をスムーズにする。
新装備のComfortFitファブリックバンドはQuickFitという工具不要のシステムを採用し、装着替えが手軽になる。活動データの管理面では、Garmin ConnectのGarmin Epic機能が追加された。数日や数週間にわたって記録されたアクティビティを一つのストーリーにまとめる。
健康データやパフォーマンス数値、写真が統合され、単なる日別のログの羅列から脱却できる。併せて発表されたApproach S72は、ゴルフ専用ウォッチとして新たな機能群を投入する。43mmと47mmの2サイズ展開で、AMOLEDディスプレイとサファイアレンズを標準装備する。価格は799.99ドル(約12万7,000円)から始まる。
特徴的な点は、手首だけでスイングデータを取得できることだ。ハンドスピードやバックスイングの長さ、手首の回転角を記録する。打った後のバイオメトリックデータから心拍数とスコアの相関を探る機能も備える。
Approach S72の音声操作と有料会員制機能
Approach S72はガーミンのゴルフウォッチ史上初めてスピーカーとマイクを搭載し、音声コマンドに対応した。コース上の距離確認やナビゲーションを口頭で操作できる。LEDフラッシュライトも白と赤の2色で実装されている。より深い分析機能を利用するには、Garmin Golfの有料会員加入が条件になる。写真では手首の回転角をスイング指標として表示する画面が確認できる。
写真では手首の回転角をスイング指標として表示する画面が確認できる。グリーンリーディングは選択されたコースの輪郭データから、ボールの曲がり方向と平均勾配を表示する。空中画像やパッティング解析もアプリ側で提供され、スピードバイアスや方向バイアス、成功率を可視化する。バッテリー持続時間はモデルサイズで差がつく。
47mmモデルのケースでは、GPS使用時のコースプレイで最大20時間、GPSオフで16日間の駆動が可能だ。この数値は大型モデルに限定された仕様である。実際の使用感としては、ラウンド中のデータ記録と練習場のセッション分析を重視する層に刺さる。
単にグリーンまでの距離だけを知りたいユーザーには、800ドル(約12万7,000円)近い価格帯が重く響く可能性がある。
注文開始と条件付き機能の運用見通し
両モデルは2026年10月6日に発表され、10月9日より米国ガーミンストアで注文受付を開始した。Enduro 4は899.99ドル(約14万2,000円)、Approach S72は799.99ドル(約12万7,000円)から販売される。日本での発売日や定価は資料に明記されていない。
Enduro 4の太陽光バッテリー性能は、50,000ルクスの連続照射という特定条件下の数値だ。実際の屋外使用では天候や季節によって駆動時間が変動する可能性がある。Approach S72のグリーンリーディング機能は、対応コースが限られている点に注意が必要である。
10月9日から注文が開始されるため、各モデルの在庫状況や配送スケジュールは近日中に判明する見込みだ。Garmin ConnectのGarmin Epic機能や、Approach S72の音声コマンドは、ファームウェアの更新やアプリの連携によって本格運用が始まる。
用語の注釈
- QuickFit
- ガーミン独自の専用バンド交換システムで、工具を使わずストラップを素早く差し替えて装着できる。(参考:ガーミン バンド完全ガイド|QuickFit/Quick Releaseの違い ...)