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AnalogueがSNESとGenesis互換FPGAミニコンソールSuper Nt+とMega Sg+を発表

25秒でわかる内容解説

アメリカのハードウェアメーカーAnalogueは、レトロゲーム機を現代の液晶画面で遊ぶための新型FPGAミニコンソールSuper Nt+とMega Sg+を発表した。既存機から八年ぶりの機能強化で、内蔵無線レシーバーやBluetooth接続に対応する。オリジナルカートリッジをそのまま読み込み、1080pに拡大して出力する。本体価格は両機種とも220ドル(約3万4,800円)で、2026年10月19日より予約受付が始まる。

円換算は1ドル=158.02円(2026年10月16日、欧州中央銀行の参考レート)による概算で、日本での販売価格とは異なる。

内蔵無線レシーバーとFPGAによるネイティブ再生

新型機は旧型をベースに、変更が加えられた。最大の変更点は本体前面に内蔵された2.4GHzレシーバーだ。これによりBluetoothペアリングや、8BitDo製のSN30やM30といったレトロ調コントローラー、アーケードスティックが接続できる。

筐体背面にはUSB-CとUSB-Aポートが設置され、有線コントローラーの追加やDACを介した音声出力が可能だ。AnalogueはDACを接続することで映像出力やヘッドフォン、スピーカーへの出力も示唆している。またモデムポートにはUSBケーブルを挿すだけで給電できるため、電源タップの占有スペースが抑えられる。

映像処理にはAltera Cyclone Vと呼ばれるFPGAチップが採用されている。FPGAはフィールドプログラマブルゲートアレイの略で、オリジナルのハードウェア回路を論理ゲートで再現するプロセッサーだ。ソフトウェアによるエミュレーションと異なり、カートリッジの信号をネイティブに再生する。

Epilogue SN Operatorのような他のデバイスとは異なり、コンピュータ上で動作するエミュレーションに依存しない。これによりSNESとGenesisの全タイトル、PAL版とNTSC版(地域規格)の両方を100%サポートする。画面出力は1080pに固定され、縦横比は従来の8:7を維持する。

主要仕様
項目値
価格220ドル(約3万4,800円)
対応解像度1080p
FPGAチップAltera Cyclone V
予約開始日2026年10月19日
対応ゲーム数100%

2D時代ゲームに特化した1080p設計

Super NtとMega Sgはそれぞれ2018年と2019年に発売され、その後は八年間大きなアップデートなく展開が続いていた。Analogueの創業者Christopher Taberは、2D時代のゲームには4K解像度が必ずしも不要だと説明する。当時のタイトルは比較的大きく配置されたドットやタイル背景、スプライトで構成されているため、1080pに拡大すれば画質が再現されるという。

The games are built from relatively large, deliberately placed pixels, tile-based backgrounds, sprites, and simple transparency or dithering effects.

ゲームは比較的大きく配置されたドット、タイル背景、スプライト、シンプルな透過やディザリング効果で構成されている。

4K化がもたらすのは同じ映像を描画するピクセル数の増加であり、隠れたテクスチャの詳細が増えるわけではない。これに対しAnalogue 3Dが対応するNintendo 64のタイトルは、低い描画解像度にアンチエイリアスやテクスチャフィルタリングを組み合わせてCRTの特性を模していた。デジタル表示にすると輪郭が鋭くなり、ノイズやぼやけが目立つため、4Kアップスケールが効果を発揮する。

アナログは各タイトル実行時に専用メニューを表示する。ユーザーは音声レベル、解像度、画面サイズを個別に調整できる。ワイドスクリーンにも対応しているが、ゲーム画面には左右に黒帯が入る。この設計判断により、筐体のコストと発熱を抑制しつつ、プレイ体験を維持している。

旧型からの機能強化と在庫動向

発表から間もなく、レトロゲーム愛好家の間では新型機の機能強化が進められている。旧型では別売りだった無線レシーバーが標準搭載されたことで、コントローラーの接続手順が簡素化された。8BitDo製の周辺機器が公式にサポートされた点も、既存ユーザーにとっての要素だ。筐体デザインは旧型を踏襲しつつ、前面パネルのカラーバリエーションが用意される。

価格帯は両機種とも220ドル(約3万4,800円)に設定された。旧型と遜色ない水準ながら、無線通信と背面ポートの拡充が加わっているため、性能比は高まっている。Analogueの製品は過去にAnalogue PocketやAnalogue 3Dで完売の記録を残しており、新型も在庫がすぐに枯渇する。限定版のカラーバリエーションが追加されるかどうかも、購入の要素の一つだ。

前面パネルのカラーバリエーションは複数用意される。アナログは過去に限定版カラーウェイを発売しており、新型も同様の展開が予想される。写真ではSuper Nt+の前面パネルに8BitDo製コントローラーが接続された様子が確認できる。

Analogue Super Nt Plus 1
Super Nt+と8BitDo製コントローラーの接続例(出典:Gizmodo)

予約開始と今後の展開

Super Nt+とMega Sg+の予約受付は2026年10月19日より開始される。発売日は未定だ。Analogue製品の流通ペースを考慮すると年内の納入が見込まれる。日本市場では販売チャネルや定価が明かされていない。輸入品として家電量販店やオンラインショップで流通する可能性が高く、ACアダプターや電源コードの用意が必要になる。

筐体背面のUSB-Cポートから給電できるため、DCプラグアダプターを使わずに済む点は環境に適合する。モデムポートにUSBケーブルを挿すだけで電源が入る仕組みは、電源タップの節約につながる。ただし日本のコンセント形状に合わせてプラグ変換が必要になる。予約開始日は2026年10月19日だ。在庫状況次第では即日完売する見込みだ。

出典