Apple初折りたたみiPhone「iPhone Duo」発表 予約開始と仕様を整理
25秒でわかる内容解説
Appleは2026年10月16日、長年噂されていた折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」を発表し、予約販売を始めた。5.4インチの外屏と7.6インチの内屏を備え、内屏には光を散乱させる処理を施す。iOS 27を最適化し、折りたたみ動作に特化した操作体系を実装した。日本でも10月23日に発売予定で、256GBモデルは1,999ドル(約31万6,000円)から購入可能だ。
円換算は1ドル=158.02円(2026年10月16日、欧州中央銀行の参考レート)による概算で、日本での販売価格とは異なる。
パスポート型の筐体とA20 Pro搭載
Appleは2026年10月16日、「Surprise and shine」イベントで初折りたたみiPhone「iPhone Duo」を発表した。新機は5.4インチの外屏と7.6インチの内屏を備え、内屏にはnano-texture(光を散乱させる特殊なコーティング)加工を施す。指でなぞっても折りたたみ跡がほぼ分からない構造を実現し、開閉機構は滑らかに動作する。
筐体の防塵・防水性能を示すIP68(水没や粉塵から本体を守る国際規格)を達成し、背面にCeramic Shield 2、内屏にCeramic Shieldを配置した。写真では予約価格と基本仕様を示す。
下の画像は予約価格と基本仕様を示す。
内部にはA20 Proが搭載されている。A20 ProはTSMC製2nmプロセスを採用したApple初のiPhone用システムオンチップである。メモリ容量は最大2TBまで選択可能で、ストレージの選択肢を広げた。
カメラはメインレンズと広角レンズの2基構成で、iPhone 18 Proと同じ48メガピクセルのFusionカメラを採用している。ただし変数絞り機能は省略された。認証はFace IDではなく電源ボタンにTouch IDを配置し、世界中でeSIMのみに対応している。
縦長のパスポート型を採用し、内屏と外屏のアスペクト比は同じだ。半開きの状態でもアプリが利用可能で、開閉時には専用のアニメーションが表示される。
Android市場参入とiOS 27の最適化
Appleは折りたたみ端末の市場参入を約7年遅らせた。SamsungやGoogle、Huawei、XiaomiなどのAndroidメーカーが既に類似の形状をリリースしている中で、Appleはハードウェアの成熟を待ってから投入した。新機はiOS 27を完全に最適化し、折りたたみ動作に特化した操作体系を実装した。
コントロールセンターやアプリのレイアウトが再設計され、ドックは縦配置に変更されている。写真ではiOS 27の操作体系が縦配置に変更された様子。
下の画像はiOS 27の操作体系が縦配置に変更された様子だ。
Appleは本機を「iPadのように自然で直感的」と位置づけている。iPadOSのマルチタスク機能をベースに再構築されており、画面の広さを最大限に活用する設計だ。価格帯は256GBモデルから1,999ドル(約31万6,000円)だ。
Samsung Galaxy Z Fold 8より100ドル(約1万5,800円)高く設定され、Z Fold 8 Ultraより100ドル(約1万5,800円)安い価格帯で市場に参入した。Appleは予約開始後、需要が並々ならぬ規模だと発表している。イベントはCEO John Ternus(ジョン・ターナス)の初登壇となった。
マーケティング責任者のGreg Joswiak(グレッグ・ジョズウィアク)は、世界的なサプライチェーンの共有により競合他社と開発が並走していたことを明かし、コピー機への対応を語った。
納期遅延と高額な修理費用
予約販売は10月16日午前8時(米国東部時間)に開始されると、1時間以内に配送予定が翌年1月下旬に繰り下げられた。オンラインストアでは全モデルが1月後半の納期を表示している。Appleは通常、店頭にも在庫を割り当てるため、店頭では発売日の10月23日に受け取れる可能性がある。
Appleは予約需要の規模をと表現した。
The pre-order demand for iPhone Duo, our first foldable iPhone, has been nothing short of extraordinary.
予約需要は並々ならぬ規模だ。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| バッテリー交換 | 229ドル(約3万6,200円) |
| 内屏損傷 | 999ドル(約15万8,000円) |
| それ以外の損傷 | 1,499ドル(約23万7,000円) |
AppleCare Plusに加入しない場合の修理費用は高額になる。バッテリー交換が229ドル(約3万6,200円)、内屏の損傷が999ドル(約15万8,000円)、それ以外の損傷は1,499ドル(約23万7,000円)と設定されている。バッテリー交換料金は既存のiPhoneと同等水準だが、内屏交換費は新機種の価格に肉薄する。
予約ページでは開封前から色や容量、キャリア、下取りプログラムを選択でき、決済準備が完了する。本機の発売はiPhone 18 Proモデルよりも1ヶ月遅れとなる。Bloombergの報道によれば、Appleは生産体制を強化している。
Apple Pencil対応と店頭販売の未定事項
Apple Pencilのサポートは今年後半にソフトウェアアップデートで提供される予定だ。折りたたみ機構の耐久性はIP68(防塵・防水性能の国際規格)を満たしており、日常使いでの水没や粉塵から本体を守る耐性を備えている。
予約販売が終了した後の在庫供給については未定だ。Appleは世界中のApple Storeで体験できるよう準備を進めているが、店頭販売の割当数量は現時点で明かされていない。内屏のマットな質感は、TCL P80 Ultraの紙風OLED画面と同様の視認性向上が期待できる。
TCL P80 Ultraのレビューでは、マット処理が光の反射に強いと評価されている。A20 Proの処理性能とiOS 27の連携により、マルチタスクの快適さがさらに向上する。
iPhone Duoは10月23日に正式発売される。予約の混雑が解消次第、納期は早まる見込みだ。
用語の注釈
- IP68
- 電子機器の防塵・防水性能を示す国際規格であり、一定条件の水没や粉塵から本体を守る耐性を表す。(参考:防塵・防水性能を表すIP規格とは?IP67・IP68など性能面の違いも ...)
- A20 Pro
- TSMC製2nmプロセスを採用したApple初のiPhone用システムオンチップである。(参考:Apple初の2nmチップ「A20/A20 Pro」で何が変わる? 2026年 ...)
出典
- All the news about the iPhone Duo(The Verge)