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Samsung Galaxy Buds Onが米国で11月上旬発売、耳を塞がない設計

20秒でわかる内容解説

Samsungは耳の穴を塞がないオープンイヤー型イヤホンGalaxy Buds Onを米国で発売する。ブラックモデルの価格は229ドル(約3万6,200円)だ。クリップオン設計で、周囲の音を聞きながら使える。周囲の会話を聞き取りやすい形だ。Galaxy連携向けの音声操作や音量調整が用意され、設定や対応機種によって使える範囲が変わる。

円換算は1ドル=157.96円(2026年10月28日、欧州中央銀行の参考レート)による概算で、日本での販売価格とは異なる。

耳に掛けるバンドとケース込み38時間

Galaxy Buds Onは片側6.65グラムのユニットを、耳の外側から回るフレキシブルバンドで支える。スピーカーは耳穴の入口の外に置かれ、周囲の会話や車の音を取り込みながら音楽を聞ける。写真では耳に掛けた状態の接写が2つ並び、耳の外側に掛ける形とバンドの位置が分かる。

Two close-up views of Samsung Galaxy Buds On worn around the ear
耳に装着したGalaxy Buds Onの接写2枚(出典:The Gadgeteer)

イヤホン本体はIP54の防塵・飛沫耐性を持つが、充電ケースは防水ではない。アクティブノイズキャンセリングは搭載せず、周囲の音を遮る用途ならGalaxy Buds4とBuds4 Proが選択肢として残る。

再生時間は1回の充電で最大9.5時間、ケース込みで最大38時間だ。USB-Cとワイヤレス充電に対応する。写真では開いた充電ケースの中に本体が収まり、半透明のふたが見える一方で、閉じた状態ではケースの輪郭が分かる。

Black Galaxy Buds On earbuds inside their open charging case
開いた充電ケースに収まるGalaxy Buds On(出典:The Gadgeteer)

Audio Leakage Reductionは、スピーカー背面から逆向きの音波を出して漏れ音を減らす仕組みだ。TwinBoostスピーカーという名称の音響ユニットを備え、The Gadgeteerは米国向けブラックモデルの製品写真も示している。この仕組みは、耳を空けたままの設計で生じる音漏れを抑える狙いがある。

One UI 8.5以降で開ける実験機能と音声操作

自動音量調整はTwinBoostスピーカーと組み、周囲がうるさくなると音量を上げ、静かになると前の水準へ戻す。The Gadgeteerによると、これは実験的なLabs機能、つまり試験的な設定項目で、One UI 8.5以降で設定画面から有効化する必要がある。

音声操作では、イヤホンの長押しでQuick Voice Memoが録音を始め、もう一度長押しすると保存できる。録音後にBixbyで手を使わず探すには、Galaxy AI対応端末、Samsung Voice Recorder、Bixbyが必要だ。写真ではイヤホンでメモを録る様子が示され、長押し操作の位置と録音の流れが分かる。

Samsung demonstration of recording a voice memo through Galaxy Buds On
Galaxy Buds Onでボイスメモを録るデモ(出典:The Gadgeteer)

ヘッドジェスチャはうなずきで通話を受け、首を横に振って断る。既定ではオフで、One UI 8.5以降を要する。Galaxyタブレットで音楽を聞いていて通話が来るとGalaxyスマートフォンへ切り替わり、通話後にタブレットへ戻る。Galaxy Watchから音楽を流し、操作もできる。

音声アシスタントでは「Hey Google, let's talk live」でGemini Liveを開ける。Google Geminiアカウントとインターネット接続が必要だ。

基本的な互換性はAndroid 12と1.5GBより多いメモリから始まるが、一部の機能は非Samsungデバイスでは使えない。

Huawei FreeClip 2の経験と通話騒音低減

The Gadgeteerの筆者は、Huawei FreeClip 2を編集作業や買い物の間も快適に使えたと振り返る。メガネを着けたままでも、長めの使用で快適さが保たれたと記す。

静かなスタジオから駐車場へ移る場面では、自動音量調整が役立ったと述べる。屋外でも会話の音声は聞き取りやすく、室内へ戻ると音量が下がったという。The Gadgeteerは、Galaxy Buds Onに自動音量調整を載せることを、FreeClip 2の経験と並べて記す。

The Gadgeteerは、Galaxy Buds Onが同じクリップオンカテゴリーをGalaxyユーザーへ持ち込むと説明する。写真では地下鉄入口付近で通話する男性が写り、屋外での使用場面が分かる。

Man using Samsung Galaxy Buds On for a call near a subway entrance
地下鉄入口付近でGalaxy Buds Onを通話で使う男性(出典:The Gadgeteer)

通話では3つのマイクと、骨と皮膚の動きを感知するVoice Pickup Unitが背景音を減らす設計だ。機械学習フィルターは車のクラクションや工事の騒音を減らす狙いがある。The Gadgeteerは、FreeClip 2のレビューで得た感触をGalaxy Buds Onの評価に重ね、通話時の騒音低減をGalaxy向け機能として紹介する。

米国発売後の条件と電池注記

The Gadgeteerは2026年10月28日に、米国での発売時期を報じた。報じた記事では、ブラックモデルが対象だと示される。再生時間の公称値はプレプロダクションモデルとGalaxyスマートフォンで測られたもので、実際の使用では音量、設定、状況によって変わる。The Gadgeteerは、この注記を電池持続時間の前提として示している。

Gemini Liveの提供範囲は、端末、言語、国、18歳以上という条件で変わる。同じ機能でも、使う端末や言語によって開ける場合と開けない場合がある。

Intelligent Clear Callは、対応Galaxy端末での初期設定を要する。アラームの消音や通知読み上げはOne UI 9.0以降が前提となり、対応アプリに制限が残る。対応アプリの範囲が狭ければ、すべての通知で読み上げが使えるわけではない。

Quick Voice Memoの長押し操作は、設定画面で割り当てを調整できる。The Gadgeteerは、米国での購入先としてSamsung製品ページを示している。米国向けブラックモデルの発売開始は11月上旬だ。

用語の注釈

IP54
電子機器の防塵・防水性能を示す等級で、限られた粉塵の侵入とあらゆる方向からの飛沫への耐性を意味する。(参考:IP54とは?防塵・防滴性能を理解する 2026)

出典