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GMKtecがRyzen AI Max+搭載128GBミニPC「EVO-X3」を発表

25秒でわかる内容解説

GMKtecが2026年10月11日、AMD製Ryzen AI Max+ 395プロセッサと128GBメモリを搭載したミニPC「EVO-X3」を発表した。縦置き金属筐体にOCuLinkポートを設け、外部GPU拡張にも対応する。ローカル推論やAI開発に適した構成で、ソフトウェア開発者や幅広い顧客層がワークステーションとして活用する。Windows 11 Proがプリインストールされ、Wi-Fi 7と2.5GbE LANを標準搭載している。

128GBメモリとOCuLinkポートを備えた縦置き金属筐体

本機は縦置き型の金属筐体を採用したミニPCである。寸法は353×186×41mmで重さは2.3kgだ。前面にはUSB-Aポート2基と3.5mmオーディオジャックが配置される。高速対応は1基のみで、低速ポートも併設されている。前面にはUSB Type-Cポートがないため、背面のポートに依存する。写真では前面のUSB-Aポートとオーディオジャックがある。

GMKtec EVO-X3 AI Mini PC-Front 1
前面のUSB-Aポートとオーディオジャック。(出典:Hacker News)

背面には多様なインターフェースが並ぶ。USB-Cポートは40GbpsのUSB4規格に対応し、DisplayPort出力としても機能する。HDMI 2.1ポートを2基と2.5GbE LANも備える。特筆すべきはOCuLinkポートの搭載だ。

OCuLinkは外部PCIeデバイスやeGPUを接続する高速インターフェースである。USB4やThunderboltより帯域が広く、ミニPCの拡張性に優れる。本機ではGen4 x4の4本が割り当てられる。写真では外部GPUを接続する背面のOCuLinkポートが写っている。

GMKtec EVO-X3 AI Mini PC-OCuLink Port 1
背面のOCuLinkポート。外部GPUを接続する。(出典:Hacker News)

筐体材質は前世代のEVO-X2がプラスチックだったのに対し、今回は全面金属へ変更された。側面と上面に換気口を設け、内部のヒートシンクと連動する。230Wの外部電源アダプターを使用する。

GMKtec EVO-X3 主要仕様
項目値
プロセッサAMD Ryzen AI Max+ 395 (16コア/32スレッド)
メモリ128GB LPDDR5X-8000
GPURadeon 8060S (40 CUs)
外部接続OCuLink (Gen4 x4)
筐体材質金属
電源230W 外部アダプター

底部には製品情報や規制マークが刻印されている。ベースは2本のネジで固定され、ラバーフットを取り外さないとアクセスできない。設計上、頻繁な開閉を想定していない。

Zen 5アーキテクチャとLPDDR5Xがローカル推論を支える

Ryzen AI MaxシリーズはミニPC市場で高い評価を得ている。高性能なZen 5アーキテクチャとiGPUの組み合わせが評価される。LPDDR5Xメモリの高容量化と帯域幅が、ローカル推論に適している。

ソフトウェア開発者はテスト環境用に迅速に購入を始めている。AMDのパートナー各社は市場の規模と利益率を見越して、複数世代の設計を進めている。GMKtecもその一社だ。

昨年発売されたEVO-X2に続き、今年EVO-X3を投入した。同一ファミリー内で設計方針を大きく変更した例は珍しい。AIワークステーションとしての地位を明確に示している。写真では側面の換気口と全面金属筐体が写っている。

GMKtec EVO-X3 AI Mini PC-Side 4
側面の換気口と全面金属筐体。(出典:Hacker News)

SoCはRyzen AI Max+ 395を採用する。16コア32スレッドで最大5.1GHzの動作周波数を実現する。Radeon 8060Sグラフィックスが40 CUsを統合する。メモリ帯域は8000MT/sのLPDDR5X規格になる。

GMKtec EVO-X3 主要仕様
項目値
プロセッサAMD Ryzen AI Max+ 395 (16コア/32スレッド)
メモリ128GB LPDDR5X-8000
GPURadeon 8060S (40 CUs)
外部接続OCuLink (Gen4 x4)
筐体材質金属
電源230W 外部アダプター

記憶装置はM.2スロットが2基搭載される。1基には4TBのNVMe SSDがプリロードされている。もう1基は空席のまま提供される。Wi-Fi 7とBluetooth 5.4も標準で組まれる。

AI開発ソフトウェアプリロードとeGPU拡張の可能性

GMKtecはEVO-X3を幅広い顧客層に狙っていると話す。OCuLinkポートをeGPUと組み合わせたゲーム機能としてアピールしている。実用面では生産性ワークステーションとしての使用が想定される。

Surprisingly, GMKtec is aiming the EVO-X3 at a pretty broad customer base, even pitching the OCuLink port as a gaming feature for use with an eGPU.

驚くべきことにGMKtecはEVO-X3を幅広い顧客層に狙っており、OCuLinkポートをeGPUと組み合わせたゲーム機能としてアピールしている。

起動時よりAI開発ソフトウェアがプリインストールされている。ローカル推論のテスト環境として即戦力になる構成だ。Ryzen AI Maxプラットフォームは既にその役割が実証済みである。

OCuLinkポートはホットプラグ非対応だ。動作中にケーブルの抜き差しを行うと破損する恐れがある。GMKtecは警告ステッカーを貼付し、DC電源ジャックの左側に配置した。写真では背面のOCuLinkポートがあり、外部GPUを接続する。

GMKtec EVO-X3 AI Mini PC-OCuLink Port 1
背面のOCuLinkポート。外部GPUを接続する。(出典:Hacker News)

前面I/Oが限られるため、USB-CポートとOCuLinkが主要な拡張軸となる。マウスやキーボード接続後の周辺機器接続には注意が必要だ。10GbE LANを搭載しない点は、AI開発者にとって物足りなさが残る。

発売日と価格は未定だが販売は開始済み

EVO-X3の詳細仕様は公開されたが、発売日と価格は未定だ。Amazonアフィリエイトリンクが提示されており、販売は既に開始されている。

ミニPC愛好家の間でRyzen AI Maxシリーズの人気が高い。128GBメモリ仕様はローカル推論に十分な容量を提供する。OCuLink対応により、既存のGPUボックスとの組み合わせも期待される。

筐体デザインは縦置きを維持し、金属化で冷却性能と剛性を両立させた。2.3kgの重量は設置スペースを節約する。2026年10月11日の発表を皮切りに、価格情報が順次明らかになる見込みだ。

カラーリングはグレーとネオングリーンのツートーンを採用している。底面ベースには製品情報や規制マークが刻印されており、ネジ固定式だ。

用語の注釈

OCuLink
外部PCIeデバイスやeGPUを接続する高速インターフェース。USB4やThunderboltより帯域が広く、ミニPCの拡張性に優れる。(参考:OCuLinkでeGPUを使う方法|接続手順と注意点を徹底解説)
SoC
CPU、GPU、メモリコントローラなどを1チップに集積した半導体プロセッサである。(参考:SoCとは?AIチップ・スマホを動かす1チップ統合半導体を2026年版 ...)
eGPU
外部接続によりPCの描画性能を補う外付けグラフィックスカード。(参考:【2026年最新版】外付けGPU(eGPU)の選び方と接続方法 ...)

出典