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RTX 5090がDLSS 5非公式MODで647W・コネクタ温度91度超え

25秒でわかる内容解説

米QuasarZoneが2026年9月25日に公開した検証によると、Nvidia GeForce RTX 5090はDLSS 5非公式MOD有効時に最大646.7Wの消費電力を記録した。12V-2×6電源コネクタの最高温度は91.7℃に達し、定格の600Wとカード制限の575Wを突破している。自作PCユーザーは高負荷時の電源ケーブル温度に注意が必要だ。公式実装時は負荷が変動する可能性があるため、現在の数値を基準に冷却環境を整えておくべきだ。

DLSS 5非公式MODが引き起こす電力と発熱の増大

検証サイトQuasarZoneは『Cyberpunk 2077』でDLSS 5 Neural Renderingを有効化し、RTX 5090 Founders Editionの負荷を測定した。DLSS 5を無効時の平均516.5W、最大571.7Wに対し、有効時は平均582.7W、最大646.7Wへと上昇した。13%の消費電力増加は、カードの575W制限を短時間ながら超える値だ。

熱画像ではコネクタ周辺の発熱分布が明確に確認できる。 赤外線カメラによる計測では、DLSS 5無効時が80.9℃だった最高温度が、有効時で91.7℃へと10.8℃上昇した。コネクタ定格の105℃には余裕があるが、配線間の電力偏りで溶損するリスクが生じる水準だ。

Nvidia RTX 5090 thermals with DLSS 5 on.
DLSS 5有効時のRTX 5090熱画像(出典:Club386)

部屋の室温は約27.5℃と一般的なレビュー環境より高めの設定だった。それでも電力供給ケーブルの発熱が明確に確認できる結果となった。

DLSS 5有効時のGPU消費電力とコネクタ温度
GPUモデル最大消費電力(W)コネクタ最高温度(℃)
RTX 5090 (DLSS 5無効)571.780.9
RTX 5090 (DLSS 5有効)646.791.7
RTX 5080 (DLSS 5有効)—52.2

消費電力の推移を示すグラフでは、DLSS 5有効時のピーク値が明確に記録されている。 平均値と最大値の差は約64Wであり、ゲーム中の瞬間的な負荷変動が電源コネクタに直接影響している。

Nvidia RTX 5090 power draw with DLSS 5.
RTX 5090の消費電力推移(DLSS 5有効時)(出典:Club386)

定格360WのRTX 5080では温度上昇が抑えられる

同じ条件でRTX 5080 Founders Editionを測定すると、消費電力は360Wの制限内で推移した。12V-2×6コネクタの最高温度は45.8℃から52.2℃へ6.4℃上昇し、上昇率も13.9%にとどまる。電力要件の低いミドルレンジカードでは、コネクタの熱負荷が危険域に達しにくい。

12V-2×6規格は最大600Wの電力供給に対応している。RTX 5090が646.7Wを記録したのは、このケーブル定格を短時間突破したことを意味する。GPU側は575Wのハードウェア制限を設けているが、瞬時ピークではその値を超過する可能性がある。 電力と熱は比例するため、長時間のレンダリングやゲームプレイではコネクタ周辺に熱が蓄積しやすい。ケーブルの挿入状態やマザーボード側の電源供給バランスも温度差に影響する。

非公式MODが示す限界値と公式実装時の不確実性

QuasarZoneの検証では、DLSS 5が『Cyberpunk 2077』で公式サポートされていない点が明記された。MODで機能を有効化したため、実際のゲーム実装時には消費電力や温度が異なる可能性がある。開発側が最適化を進めれば、現在のMOD値より負荷が下がる見込みだ。

検証結果はあくまで非公式MODにおける一時的なピーク値を示している。582.7Wという平均消費電力は、従来のレンダリングパスとDLSS 5のニューラルレンダリング処理を同時に実行した結果だ。GPUコアとVRAM、メモリコントローラへの負荷分散が電力供給に直結する。

13%の電力増加は、DLSS 5が追加する演算負荷に起因する。非公式MODではゲーム側の最適化が働かないため、GPUが最大限のパワーを引き出している状態だ。自作PCユーザーは電源ユニットの定格だけでなく、8ピン変換ケーブルや12V-2×6コネクタの品質も確認すべきだ。

公式DLSS 5実装と温度管理の今後の動向

DLSS 5はRTX 50シリーズ限定で2026年秋に登場し、3つの新機能を搭載する次世代技術として位置づけられている。『Cyberpunk 2077』への公式サポート時期は未定だが、実装後はMOD時と異なる消費電力特性が示されるだろう。

RTX 5090ユーザーはDLSS 5有効時の電源コネクタ温度を定期的に計測する習慣が推奨される。91.7℃という値は定格の105℃に近い水準であり、ケーブルの偏荷重時に溶損が発生する閾値だ。室温27.5℃の環境でもこの温度になるため、冷却環境が整ったケースではさらに低値が期待できる。

温度上昇率は13%から13.9%の範囲で推移しており、GPUモデルによる差は小さい。公式アップデートが配信され次第、実際の動作温度が再検証される見込みだ。2026年9月25日に公開されたQuasarZoneのデータは、高電力GPUにおける電源ケーブルの熱設計の重要性を浮き彫りにした。

用語の注釈

DLSS 5
RTX 50シリーズ限定で2026年秋に登場し、3つの新機能を搭載する次世代DLSS技術である。(参考:DLSS 5とは?2026年秋投入 3つの新機能と対応GPU・対応 ...)

出典