サンディスクOptimus GX Pro 850P SSD 仕様と価格 2026年9月レビュー
30秒でわかる内容解説
サンディスクはPS5対応ヒートシンク搭載のGen4 SSD「Optimus GX Pro 850P」のレビューを公開した。WD Black SN850Pの事実上リブランド品であり、デスクトップPCにもそのまま組み込める。2TBモデルは609.99ドル(約9万6,100円)で販売されているが、競合比で割高と評価されている。PCIe 4.0対応の2TBへアップグレードを検討するユーザーは、価格下落を待つ傾向にある。自作PCのストレージ選定に直接影響する価格動向をまとめた。
円換算は1ドル=157.59円(2026年9月25日、欧州中央銀行の参考レート)による概算で、日本での販売価格とは異なる。
Gen4対応の高速性能とPS5用ヒートシンク
本製品はM.2 2280-S3-MおよびD5-M形式で提供される。PCIe 4.0 x4とNVMe 1.4プロトコルに対応し、シーケンシャル読み書き速度は最大7,300 MB/sと6,600 MB/sに達する。ランダム読み書きは1.2M IOPS(1秒あたりの処理回数)を記録する。
2TBモデルのDRAM(揮発性メモリでメタデータを管理)は1GB搭載されている。既存のWD Black SN850Xの2TBサンプルより半分となっている。実用上は性能への影響が少なく、コスト削減に寄与していると判断される。
フラッシュメモリはBiCS5と推測される。製造日はSN850Xのサンプルより新しい。保証期間は5年で、容量1TBあたり600TBW(保証期間中の総書き込み量)が設定されている。
写真ではPS5用ヒートシンクとラベルの寸法が確認できる。 筐体には放熱フィンが装着され、表面積を確保する。RGB照明は非搭載だが、デスクトップPCへの組込には支障がない。
最大消費電力は約9Wである。DRAMレス製品より高いが、ヒートシンクあれば問題ない。SanDisk DashboardとAcronis True Imageのソフトウェアが提供される。データ静止時暗号化にはTCG Opal v2.01に対応する。
SN850Xの設計流用とフラッシュ世代の推移
Optimus GX Pro 850Pは、WD Black SN850Pの別名義品である。SN850P自体がSN850XにヒートシンクとPS5対応を追加したモデルである。サンディスクは同社の著名なデザインをそのまま流用している。
コントローラーはサンディスク独自設計であり、8チャンネル構成だ。PCIe 4.0リンクを飽和させるには十分な能力を備える。フラッシュがBiCS5かBiCS6かは現在も不明である。
8TB版のSN850XではBiCS6が使用されている。製品サイクルの後半に新型フラッシュを切り替える戦略は妥当だ。性能差は体感レベルでほぼ見られない範囲である。
コーディングの第六文字が「C」であることから、サンプルはBiCS5であると推測される。新しい世代のBiCS5は1,600 MT/sの転送レートに対応する。これによりレイテンシが低下する可能性がある。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| シーケンシャル読み | 7,300 MB/s |
| シーケンシャル書き | 6,600 MB/s |
| ランダム読み書き | 1.2M IOPS |
| DRAM | 1GB(2TBモデル) |
| 保証期間 | 5年 |
| 耐書き換え量 | 600TBW/TB |
4TBモデル価格に対するコミュニティの反応
4TBモデルが1,139.99ドル(約18万円)であることに対し、コミュニティでは驚きが支配的である。同等予算でPowerSpec G731 Gaming PCが1,400ドル(約22万1,000円)で購入できる比較が示されている。
32GBのDRAM5と5060 Tiグラフィックスカードを積んだ構成だ。ストレージ価格の高騰に対する不満の声も広がっている。
I know, it's insane how expensive storage is now.
ストレージがこんなに高いのは驚きだ。
1TBモデルは309.99ドル(約4万8,900円)、2TBは609.99ドル(約9万6,100円)、4TBは1,139.99ドル(約18万円)、8TBは2,249.99ドル(約35万5,000円)で販売されている。SN850Pの現在価格は1TBが234.99ドル(約3万7,000円)、2TBが494.99ドル(約7万8,000円)、4TBが1,019.00ドル(約16万1,000円)である。
PCIe 4.0の2TBモデルへのアップグレードを検討する層は、価格下落を待つ傾向に分かれている。現時点での購入を敬遠するユーザーが多い。
価格については下落が見込まれると判断される。比較可能な代替製品を意識して購入時期を計る戦略が推奨されている。
日本市場の動向と今後の価格推移
サンディスク製のドライブは価格下落が見込まれている。レビュー公開日の2026年9月26日時点で、競合比で割高な状態が続く。保証期間の5年間は業界標準である。600TBWの耐久値は容量1TBあたりで設定されている。
フラッシュメモリがBiCS5かBiCS6か、および将来の価格下落幅が未確定である。供給状況に応じて仕様変更が行われる可能性がある。TCG Opal v2.01によるデータ静止時暗号化をサポートする。
日本市場での発売日や定価は資料に明記されていない。国内流通が始まるまで、現行のSN850P価格との比較が注目される。
2026年9月下旬以降の市場価格推移を確認し、最適な購入時期を判断する方針が妥当である。
用語の注釈
- DRAM
- 揮発性の半導体メモリで、パソコンのメインメモリとして広く使われる。電源を切るとデータが消える。(参考:DRAMとは?仕組み・種類・投資との関係を初心者にもわかり ...)
- IOPS
- ハードディスクやSSDの性能指標であり、1秒間に処理できる入出力操作の回数を示す。(参考:IOPS(I/O毎秒)とは - IT用語辞典 e-Words)
- TBW
- 保証期間中に書き込めるデータの総量を示すSSDの耐久指標であり、テラバイト書き込みの略称である。(参考:【2025年】SSDのTBW性能を比較!高耐久ドライブはどれ?)