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Framework DesktopのRyzen AI Max+ Pro 495搭載モデルが公式予約開始

35秒でわかる内容解説

FrameworkがSFFデスクトップPC「Framework Desktop」の次世代モデル予約開始を正式発表した。AMD製Ryzen AI Max+ Pro 495プロセッサーを搭載し、最大メモリ容量が192GBに拡大する。ケースとマザーボードは従来型と同一設計のため、自作ユーザーは既存パーツの流用が容易だ。公式予約は2026年9月30日より開始され、プリビルド版はLinux系OS「Fedora」またはWindows 11のいずれかで出荷される。自作PC市場において、モジュール性が高まった小型デスクトップの更新はパーツ選びの幅を広げる。

Ryzen AI Max+ Pro 495搭載モデルの仕様とOS選択

Frameworkは2026年9月29日、Ryzen AI Max+ Pro 495を搭載したSFFデスクトップの公式予約開始日を明かした。予約受付は2026年9月30日から始まる。CPUはAMDのRyzen AI Max+シリーズの上位プロセッサーに相当し、統合GPUとAI処理ユニットを内蔵する。

メモリ仕様ではLPDDR5X-8533対応の最大192GB構成が選択可能だ。これは既存の395モデルが上限128GBだった点を更新する数値である。公式Xアカウントでの投稿を通じて情報が公開された。

topping out at 192 GB of LPDDR5X-8533 memory where the 395 version tops out at 128 GB.

既存の395モデルが上限128GBであるのに対し、最大192GBのLPDDR5X-8533メモリを搭載する。

AI処理ユニットを活用した生成AIワークロードが円滑に実行される。プリビルド版のOS選択は従来通りFedoraまたはWindows 11から選べる。LinuxユーザーにとってFedoraはレッドハットが支援するコミュニティ開発のディストリビューションだ。

オープンソース環境での動作検証がしやすい。Windows 11版は一般的なオフィスやクリエイティブ作業に直結する。CPUとメモリ帯域の増加により、データ処理や仮想化のワークロードが平滑になる見込みだ。高速メモリ規格はデータ転送速度を向上させ、マルチタスク処理の遅延を削減する。省電力設計と冷却効率のバランスが小型筐体での長時間稼働を支える。

バック互換性を維持する設計と冷却・拡張パーツ

新モデルの設計変更は最小限に抑えられている。マザーボードとケースは従来型と同一形状を維持し、バック互換性を担保している。自作ユーザーにとってこれは組み立て実績の再利用を意味する。

電源ユニットにはフルサイズのFlex ATX規格が採用される。一般的なATX電源より小型だが、デスクトップケースでは十分な出力を供給できる構造だ。筐体の内部スペースを有効活用するため、パーツ配置は最適化されている。

Framework Desktop(Ryzen AI Max+ Pro 495モデル)の主要仕様
パーツ仕様
CPURyzen AI Max+ Pro 495
メモリ最大192GB LPDDR5X-8533
電源フルサイズFlex ATX
拡張スロットPCIe x4(1基)
冷却ファン120mmサイズ(Noctua/Cooler Master)
プリビルドOSFedora / Windows 11
予約開始日2026年9月30日

冷却ファンはNoctua NF-A12x25 HS-PWMからCooler Master Mobius 120や120Pまで選択肢が用意されている。120mmサイズは小型ケースにおける排熱効率と騒音バランスの基準点となる。

拡張スロットにはPCIe x4スロットが1基実装される。PCIe x4は4本のデータ路を持ち、主にネットワークカードの接続に使用される。有線LANやWi-Fiアダプターの追加が容易になる。写真ではFramework Desktopの内部構成図が示されている。

Framework Desktopの内部構成図
Framework Desktopの内部構成図(出典:TechPowerUp)

下の画像はFramework Desktopの内部レイアウトを示している。コンパクトな筐体内に電源とマザーボードが配置され、ファン交換も容易な構造だ。ネットワークカードの追加により、有線回線の安定した通信環境が構築できる。ファンの取り付け位置は筐体設計に合わせて固定されており、エアフローの最適化が図られている。

価格推移と自作ユーザーの評価

価格帯は現時点で未確定だが、395モデルより高額になると推測されている。特に最大メモリ192GB構成ではLPDDR5Xモジュールの単価上昇が響く。既存パーツとの互換性維持が評価される。

マザーボードのレイアウトが変わらないため、CPUクーラーやSSDマウント、電源ケーブルの取り回しは従来と同じ設計図で組める。High-end versionではメモリ容量の上限が192GBに達する。自作PC市場において、モジュール性が高まった小型デスクトップの更新はパーツ選びの幅を広げる。

プリビルド版の出荷OSはFedoraとWindows 11の二本立てを継続する。これはFrameworkがLinux環境を公式サポートの柱に拠えている方針の表れだ。自作ユーザーはケース内へCPUとメモリ、ストレージ、電源を組み込む際、OSのドライバー要件を事前に確認できる。

特にFedora版はオープンソースドライバーと親和性が高く、GPUやネットワークチップの初期設定が簡素化する。OSの選択肢が明確なため、ドライバーの収集工数が削減できる。価格上昇の要因はメモリ容量の拡大とCPUの上位化に起因する。OSごとに標準搭載されるソフトウェアが異なるため、用途に応じた初期環境の選定が可能だ。

予約開始日程と出荷予定

公式予約開始は2026年9月30日水曜日だ。生産ロットの調整により出荷時期はモデル構成によって変動する可能性がある。価格については395モデルのラインナップを基準に上乗せされる見込みだが、具体的な金額は未発表のまま推移する。

自作パーツ市場では、Flex ATX電源や120mmファン、PCIe x4スロット対応ケースの在庫状況が注目点になる。予約開始と同時に公式ストアのページが更新される。新CPUのリリースに伴い、BIOSアップデートやチップセットドライバーの配布も予定されている。

Frameworkは公式ウェブサイトでサポートドキュメントを更新する予定だ。ユーザーは予約完了後、マザーボードのファームウェアバージョンとメモリQVLリストを照合する。出荷開始を目指し、SFFデスクトップのラインナップが刷新される。

公式ページでは構成ごとの価格と納期一覧が公開される。初期セットアップ手順書やドライバーダウンロードリンクも同時に公開される予定だ。

用語の注釈

PCIe ×4
4本のレーン(データ路)を持ち、ネットワークカードなどの拡張カードを接続するための帯域幅を規定する。(参考:【2026年】PCIeスロット解説|x1/x4/x8/x16の違いと帯域幅)
Fedora
レッドハットが支援するコミュニティによって開発される、オープンソースのLinuxディストリビューションである。(参考:Fedora - Wikipedia)

出典