自作PCニュース:AMDがRadeon値上げを計画、NvidiaはRTX 5080削除ほか
25秒でわかる今日のニュース
- AMDが11月にRadeonとGDDR6の値上げと報じられる
- Nvidia公式ストアからRTX 5080が削除、価格が2.2倍超
- GIGABYTEがThreadripper PRO対応のAI向けマザーボードを発表
- ASRockのB860 ATXマザーボードが149.99ドル、USBは5Gbps上限
- Acer Predator Atlas 8がBest Buyに1299.99ドル掲載
円換算は1ドル=157.25円(2026年10月30日、欧州中央銀行の参考レート)による概算で、日本での販売価格とは異なる。
AMDが11月にRadeonとGDDR6を値上げか
AMDが11月にRadeon GPUとGDDR6メモリキットの価格を再び引き上げる計画だと、Board Channelsが報じた。10月1日時点ではボードパートナー向けのGDDR6価格が既に上昇していたとされる。主な要因は、第3四半期にGDDR6価格が8〜10%上昇したことで、AMDはGPUとメモリのコスト上昇に対応するため四半期ごとにキット価格を見直しているという。
今年はすでに複数の値上げが伝えられており、7月にはRadeon GPUキットで10%の引き上げが報じられた。9月にはGPU、チップセット、CPUにも10%程度の値上げが及んだ可能性がある。中国では10月上旬にAMDのRadeon推奨価格が上がったとされる。
小売価格も動き始めており、Hardware Unboxedの調査では、RX 9060 XT 16 GBは9月比で17%高く、RX 9070とRX 9070 XTは12%高かった。AMDはこれらの情報を公式に確認しておらず、11月の値上げ幅と小売価格への反映度は、ボードパートナーの価格設定や既存の在庫の状況次第で未確定である。
出典:TechPowerUp
Nvidia公式ストアからRTX 5080が消える
Nvidia公式マーケットプレイスから、GeForce RTX 5090に続いてGeForce RTX 5080の掲載が消えた。RTX 5080は昨年1月に999ドル(約15万7,000円)で発売されたが、米国小売では在庫が残り少ない。最も手頃なPNY製モデルは2199.99ドル(約34万6,000円)で売られており、メーカー希望小売価格の2.2倍以上である。
一方、RTX 5070 TiとRTX 5070は在庫切れのまま掲載が残っており、上位2モデルの完全削除とは違う。この違いから、Tom's HardwareはNvidiaがRTX 5090の生産を止めたとする噂に言及する。GB202シリコンを利益率の高いRTX Pro Blackwell向けに回し、RTX 5080 24GBを新しいフラッグシップとして投入するという話である。
RTX 5080 24GBは、RTX 5080の最も大きい不満の一つとされるメモリ容量不足を解消する。CUDAコア(演算用コア)数がRTX 5090の半分であるため、単純な上位互換にはならない。NvidiaはRTX 5090が生きていると主張しているが、RTX 5080 24GBの真偽、Black Fridayまでの在庫復帰は未確認である。
GIGABYTEがAI向けマザーWRX90 AI TOPを発表
GIGABYTEは2026年10月30日、ワークステーションマザーボード「WRX90 AI TOP」を発表した。AMD Ryzen Threadripper PROシリーズに対応する。PCIe 5.0 x16スロットを7基とMCIO 8iを2基備える。対応する拡張ハードウェアを使えば、最大9台のGPUを装着できる。
メモリは8チャンネルDDR5で、ECC対応RDIMMを最大2TBまで搭載できる。ECCはデータの破損を検出・修正し、長時間のAI計算でデータの整合性を保つ役割を持つ。電源は32+3+3+3フェーズのデジタル設計と14層サーバー級基板、金属バックプレートで安定性と剛性を確保している。
冷却では、同梱のDDR Wind Blade XTREME Duoファンで補助ファンなしの構成と比べ、メモリ温度を平均で最大43°C低減できると説明されている。BMCと専用IPMI LANポートで遠隔監視や電源制御ができ、10GbE LANとUSB4 Type-Cを2基ずつ備える。
出典:TechPowerUp
ASRock B860 Challenger Wifiは安いがUSBが低速
Tom's Hardwareは2026年10月31日、Intel B860チップセット搭載のATXマザーボードをレビューした。製品名は「ASRock B860 Challenger Wifi」で、価格は149.99ドル(約2万3,600円)、LGA 1851ソケットを使う。Intel Core Ultra Series 2のArrow LakeとArrow Lake refreshをフルサポートする。
低価格帯の製品だが、USB速度は背面とフロントの全ポートで最大5Gbpsに抑えられている。電源回路(VRM)は14フェーズで、そのうちCPU電源(Vcore)用は50AのDr.MOS(電源MOSFET)を10基使う。レビューではIntel Core Ultra 270K Plusを標準状態で動作させた。30分のストレテストではVRM温度が上昇し、他の検証機より高かった。
M.2(SSD用)スロットは3基で、CPU直結の1基はPCIe 5.0 x4、残り2基はPCIe 4.0 x4に対応する。うち1基はネジを使わず着脱できるクイックリリース機構付きの大型ヒートシンクを備える。ネットワークは2.5GbEとWi-Fi 7、音声はRealtek ALC897で、BIOSは機能するが競合と比べて旧型と評された。
Acer Predator Atlas 8がBest Buyに1299.99ドル(約20万4,000円)
AcerとIntelは2026年6月の展示会Computexで、Intel Arc G3 APUを搭載したゲーミングハンドヘルドを披露した。製品名は「Acer Predator Atlas 8」で、APUはCPUとGPUを統合したチップを指す。
Acerは英国の製品ページに関心登録を受け付け、構成ごとの価格を載せた。最安構成は999.99ポンドで、Intel Arc G3とArc B370内蔵GPU、16GBメモリ、512GBストレージの組み合わせである。
基本構成からメモリを24GBに増やすと、価格は1099.99ポンドになる。上位のIntel Arc G3 ExtremeとArc B390内蔵GPU、16GBメモリは1299.99ポンド、32GBメモリは1499.99ポンドとされた。Arc G3 ExtremeのB390は12EU(実行ユニット)、1560コア、B370は10EU、1280コアである。
2026年10月31日時点で、米国Best BuyにはArc G3 Extreme、24GBメモリ、512GB SSDの構成が1299.99ドル(約20万4,000円)で掲載された。この構成はAcerの英国製品ページに以前はなかったが、発売時期は2026年9月から12月の秋とされる。
出典:TechPowerUp
出典
- AMD Reportedly Plans Another Radeon GPU and GDDR6 Kit Price Hike for November(TechPowerUp)
- Nvidia store quietly pulls the RTX 5080 following RTX 5090 removal(Tom's Hardware)
- (PR) GIGABYTE Advances Local AI Infrastructure with WRX90 AI TOP Motherboard(TechPowerUp)
- ASRock B860 Challenger Wifi Motherboard Review: Entry-level ATX at a great price, with drawbacks(Tom's Hardware)
- Acer Predator Atlas 8 Debuts With Intel Arc G3 Extreme Starting at $1,299.99(TechPowerUp)