自作PCニュース:Nova Lakeは90℃超で5.1GHz制限
20秒でわかる今日のニュース
- Intel次世代Nova Lakeは90℃超で5.1GHz制限とリーク
- Cooler Master HAF II 500は大型ファンで低温度を確認
- DXR新機能でRTX 5080のレイトレ性能が221倍
- Bazzite 45がFedora 45ベースでEAC V2準備チェック追加
- AMD FSR 4.1.2 GDKがXbox Series向けに公開
Nova Lakeは90℃超で5.1GHz制限
Tom's Hardwareは2026年11月5日、リーカーJaykihnの主張を報じた。Intelの次世代Nova LakeデスクトップCPUに温度依存の周波数制限が設けられる可能性があるという。コア温度が90°Cを超えると最大コア周波数が5.1 GHzに一律で制限され、Tjmax(最大許容温度)は100°Cに設定される。Arrow Lakeの105°Cより低く、Raptor Lakeと同じ値である。
制限は90°Cを超えた場合の話であり、5.1 GHz以上を出せないという意味ではなく、冷却が追いつく条件ではそれ以上の周波数に達する余地がある。一方で、この5.1 GHz制限は引き上げられないとされ、調整者は電圧を下げるアンダーボルトで発熱を抑え、高周波を維持する方向が想定される。
製造面では、計算用チップレットにTSMCのN2P、周辺チップレットにIntelの18Aまたは18A-Pが使われるとされる。Core Ultra 4000シリーズは今年後半または来年早々に登場する見込みである。52コア版やbLLC(3D V-Cacheに対抗するキャッシュ技術)搭載版は来年夏以降とされている。リーク段階のため、実際の上限と冷却性能のバランスは未確認である。
HAF II 500は大型ファンで低温度
Igor's Labは2026年11月5日、Cooler Masterのミドルタワーケース「HAF II 500」をレビューし、大型ファンによる冷却結果を公開した。外寸は557×262×548mm、容積は約80リットルで、前面に220mmファン2基、背面に180mmファン1基を標準で備え、ファン厚は40mmである。
テストではCPU連続負荷の平均温度が60.4℃、GPUゲーム時温度が49℃超と報告された。全ファンを50%回転にした場合、40cm距離での騒音値は37.1dBAだった。比較として、Ryzen 9 7950XにRX 7900 XTX、360mmラジエーターの水冷クーラーを組み合わせ、室温20.5℃で測定している。
内部はE-ATXマザーボードを幅310mmまで、グラボを長さ430mmまで搭載可能である。前面I/OはUSB-C 3.2 Gen 2x2、USB-A 3.2 Gen 1を2基、3.5mmヘッドセットジャックを備える。大型設計と重厚な外観が課題として挙げられる一方、温度と騒音値は特定テスト環境での実測値として報告されている。
出典:Igor's Lab
DXR新機能でRTX 5080性能221倍
Microsoftは2026年10月末にDirectXレイトレーシングAPIの大型更新を公開した。中心はClustered GeometryとPTLAS(上位構造の分割)で、レイトレーシングの効率を高める仕組みである。GeForce RTX 5080で試した結果を、GoogleのシニアソフトウェアエンジニアOsvaldo Doederlein氏が2026年11月5日に示した。
Clustered Geometryは、衝突判定用構造を毎回作り直す負荷を減らす。結果では、フレームレートが1.4fpsから310fpsに、再構築時間が720msから1.0msに短縮された。VRAM使用量も4,716MBから267MBへ減り、メモリ使用量の低減が確認された。
DispatchRays(光をパイプラインへ投入する工程)は1.8msから2.0msへわずかに増えたが、全体では性能向上が報告されている。Nvidiaは類似技術のRTX Mega Geometryを既に提供しており、RTX 5090での効果が報告されている。テスト結果は、幾何学的に単純なテストシーンであるため、複雑なゲーム世界で同じ数値変動が出るとは限らないことを示唆している。
出典:Club386
Bazzite 45がEAC V2準備チェック追加
TechPowerUpによると、Universal BlueのBazzite開発チームは2026年11月6日にBazzite 45を公開した。Fedora 45を基盤とするゲーミングLinuxディストリビューションであり、GNOME 51.1とKDE Plasma 6.8.2へ更新された。AMD/Intel向けカーネルは7.2.15、NVIDIA向けは6.18.60、Mesaは26.2.6である。
ハードウェア面では、Acer Predator Atlas 8やASUS ROG Xbox Ally X20への対応が加わった。Logitech TrueForceレーシングホイール周辺機器も対象になっている。Epic Gamesから署名キープロバイダーとして認められ、Linux EAC V2(Easy Anti-CheatのV2)準備状況チェック機能が追加された。
チェック機能は、カーネルとモジュールの署名、Secure Boot、TPM 2.0、measured bootといった要件を自動で確認する。IOMMU、kernel lockdown、kexec、BPF LSMといった要件も調べ、不適合があれば通知する。イメージ更新サイズはChunkah導入を含む変更により最小100MBまで削減された。
チームは数週間以内にLinuxカーネル7.3.1をテストし、HDMI 2.1とVRR(可変リフレッシュレート)の実装に集中する予定である。
出典:TechPowerUp
FSR 4.1.2 GDKがXbox向け公開
AMDは2026年11月5日、機械学習ベースのアップスケーリング技術FSR 4.1.2 GDKを公開した。対象はXbox Series X/SとROG Xbox Allyで、GDKは開発キットを指す。PlayStation 5は2024年11月から機械学習ベースのPSSRを搭載しており、Xbox側も同種の技術を提供する段階になった。
AMDはINT8量子化ベースのフルモデルと、サイズが半分のLite INT8モデルを用意する。LiteはGPU処理時間を減らせるため、ROG Xboxハンドヘルドのような低性能機に向く。両モデルはどちらのコンソールでも使え、メモリ要件は描画と出力解像度に依存する。
画質モードはPCと同じNative AA、Quality、Balanced、Performance、Ultra Performanceを備える。ユーザーが調整できるかは現時点で不明で、開発者がゲームに組み込む時期も未定である。FSR Upscaling 4.1はRadeon RX 6000シリーズにも直近で対応した。
出典:Club386
出典
- Intel leaker claims Nova Lake desktop chips have 5.1 GHz clock limit beyond 90°C(Tom's Hardware)
- Cooler Master HAF II 500 Review – Old Airflow Virtues, Reinterpreted(Igor's Lab)
- Nvidia GeForce RTX 5080 gets 221x ray tracing frame rate boost, thanks to new DirectX tech(Club386)
- Bazzite 45 Launches With Start of Linux EAC V2 Support and Wider Handheld Compatibility(TechPowerUp)
- AMD’s machine learning-based FSR 4.1.2 is now available on Xbox Series consoles, meaning better image quality(Club386)