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自作PCニュース:Strix Halo miniPCでeGPU推論実験、RTX 5070 Ti価格高騰

25秒でわかる今日のニュース

円換算は1ユーロ=176.77円、1ドル=158.33円(2026年11月6日、欧州中央銀行の参考レート)による概算で、日本での販売価格とは異なる。

Strix Halo miniPCでeGPU推論ベンチマーク実施

高校教師が自作したローカルLLM実験室で、Strix Halo搭載ミニPC「GMKtec EVO-X2」とThreadripper搭載マシンのベンチマーク結果が公開された。EVO-X2ではQwen3.8-27Bの262Kコンテキスト推論に成功し、n-gramテーブルをCPU側mmapで保持することでVRAM使用量を約71〜73 GiBに抑えた。

一方、Threadripper 2970WXにRX 7900 XTX、6750 XT、RX 5700の3枚を接続しllama-swapで並列推論を実施した。7900 XTX単独の推論速度は69.5 tok/sを記録した。

EVO-X2でのeGPU接続実験では課題も浮上した。OCuLinkスロットに7900 XTXを接続した際、firmwareの自動Resizable BARが32 GBのBARサイズに収まらずPOST失敗が発生した。USB4対応外付けケース「Razer Core X」ではbolt自動承認でフリーズし、リンクが電源投入約3.5秒後に切断された。USB4 runtime PMをオフにすることで安定動作した。

コミュニティからはThreadripper構成がRAMチャンネル不足とPCIe 3.0制限で非効率との指摘がある。一方でeGPU側はThunderbolt 5で5090を2台接続した例やBIOS設定の工夫で肯定的な反応が寄せられた。今後のOCuLink接続テスト結果次第で、iGPUとdGPUのllama.cpp間スプリットがボトルネックになるか結論が出る。

出典:Level1Techs Forum詳しくはクローズアップ記事へ

RTX 5070 Ti価格がMSRPの約2倍まで高騰

米国小売市場で販売されているNVIDIA GeForce RTX 5070 Tiの価格が急騰している。11月6日時点で主要店の最安値は1339.99ドル(約21万2,000円)となり、MSRPの749ドル(約11万9,000円)を約79%上回った。8日間で160ドル(約2万5,300円)値上がりし、ASUS TUF Gaming OCは1499.99ドル(約23万7,000円)でMSRPの2倍を超えている。

ドイツ市場でもPNY製が1300ユーロ(約23万円)で販売され、MSRPの879ユーロ(約15万5,000円)より48%高い状況だ。

TechPowerUpが公開したRTX 5070 Tiの価格推移を示すグラフ
TechPowerUpが公開したRTX 5070 Tiの価格推移を示すグラフ(出典:TechPowerUp)

中国のボードパートナーが今週約1000元の値上げを実施したため、小売価格も今後さらに上昇する見込みだ。メモリ供給の逼迫が生産と在庫補充を阻害しているが、RTX 5090や5080 16GBが製造終了したのに対し、5070 Tiは現在も公式に生産中である。

主要小売店ではNeweggがMSI SHADOW製を1409.99ドル(約22万3,000円)で販売するなど値動きが速い。価格高騰はメモリ供給が正常化するまでしばらく続く見込みだ。

出典:TechPowerUp

Thunderbolt 4外部GPU 2台でVRAMプーリング失敗

Level1Techs ForumのユーザーがMinisforum MS-02 UltraにThunderbolt 4対応のAorus RTX 5090 AI Boxを2台接続し、VRAMを64GBに拡張する実験を行った。システムは256GB DDR5メモリを搭載し、2つのThunderbolt 4ポートは単一のIntelコントローラーで動作している。タスクマネージャーでは両方のGPUユニットが正しく認識されている。

1GPU分のqwen 3.8 27BモデルはLM StudioやComfyUIで正常に動作するが、2GPU間で動作するMOEモデルの読み込みは失敗した。2ポートが単一のPCIe 5レーンを分割するため読み込み時にレイテンシーが発生するが、Minisforumに問い合わせたところ2台同時使用に問題ないと回答された。

Windows 11のマルチGPU環境ではOS制限やドライバ問題が起きやすいと指摘される。Cachy OSや小規模モデルでの動作確認が推奨されており、読み込み失敗の原因がOS制限か帯域分割かは今後判明する。

出典:Level1Techs Forum

DiscordがRustでアプリを書き換えメモリ使用量削減

DiscordがCTO兼共同創設者のStanislav Vishnevskiy氏により、デスクトップアプリをRustで書き換える新クライアント「Discord Phoenix」の初期ビルド情報を公開した。タスクマネージャーのスクリーンショットによると、メモリ使用量は290.2 MBにとどまっている。比較対象のSteam WebHelperは856 MB、Battle.netは344 MBだ。

TechPowerUpが掲載したDiscord Phoenixのメモリ使用量を示すタスクマネージャー画面
TechPowerUpが掲載したDiscord Phoenixのメモリ使用量を示すタスクマネージャー画面(出典:TechPowerUp)

現在のWindowsクライアントは通常1 GB未満だが、4 GBを超えると自動再起動するテストが行われていた。新クライアントはElectronではなく、Zedエディタ開発チームが作成したRust製UIフレームワーク「GPUI」で構築されている。モバイルアプリもReact Nativeを廃止し、デスクトップとコードを共有する。

起動速度の向上やクリック感の即時性が確認されており、RAM価格の高騰を背景にPCゲーマーから歓迎されている。正式なリリース日は未定で、間もなくユーザーテストへの参加予定が組まれる。

出典:TechPowerUp

AI向けHBM生産シフトでPC用RAM価格下落見込めない

AIデータセンター向けHBMへの製造設備シフトにより、PC用RAM価格は下落局面が訪れてもすぐには安定しない。SK Hynix、Samsung、Micronなどの主要メーカーはDDR5やGDDR7の生産ラインを大幅に減らし、HBMの大量生産に注力している。MicronはかつてCrucialブランドを運営していたが、現在コンシューマー向けメモリを全く製造していない。

メモリコンサルタントのBen Miles氏によると、工場をある種類のRAMから別のRAMに切り替えるには2〜3ヶ月を要する。計画許可と用地を確保して新規ファブを建設する場合、完成までには数年かかる。HBM市場の需要が減退しても、既存設備の切り替えと新ラインの稼働までラグが生じる。

新チップがモジュールメーカーに供給され、DIMM化を経て小売店に並ぶまでの流通期間も価格高騰を維持する要因だ。消費者の強い需要が続く限り、PCメモリ供給が正常化して価格が下落するまでには少なくとも数ヶ月を要する。

出典:Club386

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